Japanese
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歴史上に名を残す音楽作品には共通することがある。それは、THE VELVET UNDERGROUNDの1stアルバムや、近いところでいうならRADIOHEADの『Kid A』、THE STROKESの『Is This It』のように聴く者の、そしてその時代における価値観を大きく変えてしまう力があるという点だ。この大きな命題に6人の音楽家集団Aureoleは4枚目のアルバム『Spinal Reflex』で挑んだ。これまでのポスト・ロック/エレクトロニカという画一的なカテゴライズと内向的な世界観から1歩踏み出し、ファンクやベース・ミュージックのビートにある肉体性を追求した。そのうえで、今作は"歌モノ"としての完成を目指している。ここで鳴らされるのはまだ見ぬ音楽の未来か? あらゆるジャンルをクロスオーバーする意欲作。(山元 翔一)