Japanese
2015年05月号掲載
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2012年名古屋の保育大学で出会い結成され、2014年には"RO69JACK"入賞。"誰もひとりぼっちにしない音楽"を掲げる4ピース。今作は昨年9月にライヴ会場限定リリースされ、12月にTOWER RECORDS店舗限定でリリース、想定以上の売れ行きのためこのたび全国リリースが決定した。その実績と彼らのポリシーの通り、音のひとつひとつもすべてが澄んだとても聴き心地のいいギター・ロックである。アッパーな曲も軽やかで、そこはかとなくセンチメンタル。青春の甘酸っぱいワン・シーンを思い出す人も少なくないはずだ。なぜ温泉?と思うが話は単純、メンバー全員お風呂好きなのだそう。そういう素直さが人に愛される所以だろう。ミドル・テンポ曲が描く壮大な音景と迸るエモーショナルに才能を感じる。(沖 さやこ)
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THE BOY MEETS GIRLS
HITCH HIKE
保育大学出身バンド、THE BOY MEETS GIRLSによる待望のフル・アルバム。飽き性なソングライター 高島大輔(Vo/Gt/Key)の性格のせいか、曲ごとに違うカラーを見せるボーイミーツの音楽性だからこそ、全12曲という長編ボリュームが、実はベスト・サイズなのかもしれない。鳥のさえずりと共に"おはよう"のあいさつを交わす「朝食はみんなで」に始まり、中華系お遊びグルメ・ソング「卍ラーメンインザグルーヴ卍」、80sな雰囲気の甘いダンス・ナンバー「ふたり」、バンドの過去から未来へと想いを馳せる「グッドラック」まで、溢れ出す個性的な曲たちが聴き手の心を離さない。シークレット・トラックには、ヴォーカル高島から、ドラム かつくんへのバースデー・ソングも収録している。ついに、かつくんの本名が解禁......!?
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THE BOY MEETS GIRLS
YAAAAAS!!
全員が保育大学の卒業生という名古屋発の4人組ギター・ロック・バンド THE BOY MEETS GIRLSが、前作からわずか9ヶ月ぶりにリリースしたミニ・アルバム。よりライヴを意識したという今作は、"スベスベマンジュウガニ"という実在のカニをテーマにした快速パンク・チューン「スベスベマンジュウガニは静かに笑う」を始め、シンセサイザーをフィーチャーした浮遊感のある「アンドロメダ」、80年代のアイドル・グループのようなポップ・ソング「ダンシングシューズ」など、全力で楽しさを追及する遊び心が目一杯に詰まっている。バンドの原点に返ったセンチメンタルな正統派バラード「202」は珠玉のナンバー。赤裸々にロスト・ラヴを綴る楽曲から滲み出る人間味に、ますますこのバンドを好きになった。
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THE BOY MEETS GIRLS
OTONARI BENTO BOX
メンバー全員が名古屋の保育系大学に通いながらバンドの道を選んだという異色の経歴を持つ4人組、THE BOY MEETS GIRLSの3枚目のミニ・アルバム。タイトルの"OTONARI BENTO BOX"はローマ字で見るとオシャレ感があるが、日本語で書くと"お隣弁当箱"。一気に庶民的に見えてしまうのが、まさにTHE BOY MEETS GIRLSの人を食ったようなマジックだ。シンセのアレンジで良質のポップ・ミュージックを作り上げながら、とびきりのジョークで笑いを誘う絶妙なバランス感覚。そんなTHE BOY MEETS GIRLSサウンドの源泉にある高島大輔(Vo/Gt/Key)の貪欲な音楽探求心や妄想力がポイントだが、彼の頭の中に広がる小宇宙は、まだその片鱗を見せただけのような気がする。
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THE BOY MEETS GIRLS
ONSEN POP WAVE
2012年名古屋の保育大学で出会い結成され、2014年には"RO69JACK"入賞。"誰もひとりぼっちにしない音楽"を掲げる4ピース。今作は昨年9月にライヴ会場限定リリースされ、12月にTOWER RECORDS店舗限定でリリース、想定以上の売れ行きのためこのたび全国リリースが決定した。その実績と彼らのポリシーの通り、音のひとつひとつもすべてが澄んだとても聴き心地のいいギター・ロックである。アッパーな曲も軽やかで、そこはかとなくセンチメンタル。青春の甘酸っぱいワン・シーンを思い出す人も少なくないはずだ。なぜ温泉?と思うが話は単純、メンバー全員お風呂好きなのだそう。そういう素直さが人に愛される所以だろう。ミドル・テンポ曲が描く壮大な音景と迸るエモーショナルに才能を感じる。