Japanese
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THE NOVEMBERSの参加などの事前情報でエッジーなサウンドが大半を占めるのでは?と想像していたが、いい意味でCharaはもっと大きな存在だった。それこそ名盤『Junior Sweet』のころから彼女の音楽を愛してやまない人にとって、R&B~ソウルやフォーク、エレクトロニカなどをCharaというオルタナティヴなフィルターを通すと、なんとも言えない彼女ならではのスタンダードになる、そんな穏やかさと強さが2015年版として更新されたアルバム。音と言葉と曲の空気感すべて涙が出そうな「スーパーセンチメンタル」、エレクトロ過ぎない生のグルーヴとの融合がエモーショナルなタイトル曲や、mabanua参加の「はちみつ」、素朴さとガレージ感が混ざった「ラッキーガール」など長く愛したい逸品。(石角 友香)
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Skream! 2024年09月号