Overseas
2015年02月号掲載
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元ROONEYのギター&ヴォーカル、Taylor Lockeの1stソロ・アルバム。2010年以降ROONEYの活動が休止状態になり、サイド・プロジェクトのTaylor Locke And The Roughs名義で2年間で3枚のアルバムをリリース。プロデュース業やエンジニアリング業を行いつつ、このアルバムの準備を進めてきた。もともとROONEYでも持ち前のポップ・センスを発揮していたが、このアルバムではさらに楽器それぞれの良さを活かす、温かさと一抹の切なさを匂わせるアコースティックな感触のバンド・サウンドで魅了する。アコギを爪弾く音は間近でその音を鳴らされているかのごとく鮮明で、音の響き方の細部までポリシーが貫かれているのがわかる。流行に左右されない音楽の普遍的な魅力を感じていただきたい。(沖 さやこ)
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