DISC REVIEW
Japanese
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アップル斎藤と愉快なヘラクレスたち
The radical boys
セルフ・タイトルの1stミニ・アルバムから2年、宇都宮の若き4人組が精力的なライヴ活動を経て、ついに完成させた1stフル・アルバム。ニューヨーク・ドールズを意識したに違いないジャケットにピンと来た人は絶対、聴いた方がいい。しかし、ガレージ・パンクからフォークまで思った以上に多彩な全11曲はRAMONESからTHE BEATLESに遡るだけでは絶対作りえないものだ。そこがこの4人組の末恐ろしさ。青春の叫び声と刺々しい爆音を奏でる演奏の向こうに21歳という若さには不釣合いな幅広いバックグラウンドを持ったバンドの姿が浮かび上がるところが興味深い。ラストを飾る「DeeDee RAMONE」ではレーベルメイトであるSpecialThanksのMisaki(Vo/Gt)が見事な歌声を披露して、アルバムに花を添えている。
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