DISC REVIEW
Japanese
2014年10月号掲載
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午前四時、朝焼けにツキ
鉄也林部
新潟を拠点に活動する4ピース・ロック・バンドのデビュー盤である1stミニ・アルバム。疾走感溢れるサウンドは、柔らかなハイトーンの中元秀哉(Gt / Vo)と、スクリームとポエトリー・リーディングを混在させたような小林亮輔(Ba/Vo)の声のコントラストを鮮明に浮かび上がらせる。綺麗事だけではやりきれない人間の心の中のせめぎあいを体現するようなその音を聴いていると、襟ぐり掴まれて引き寄せられた挙げ句、爪たてられて胸を抉られたみたいな感覚に。"激情系「帰りたくなる」哀愁ロック"と謳っているが、故郷の地ではなく、感情の初期衝動を思い出させてくれるような、つまり心を原点に帰してくれるような音楽だと感じた。まだ22歳だという彼らの今後が楽しみだ。
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