Japanese
2014年08月号掲載
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"世界で、泣き、踊り、唄え!大阪発最新型エレクトロ・ロック・サウンド!"と謳う5人組が前作から10ヶ月ぶりに完成させた2ndミニ・アルバム。プログラミングを巧みに使った浮遊感あふれるトラック・メイキングと熱度満点のバンド・サウンドの融合、そして胸を打つ情熱的なヴォーカルがこの5人組のサウンドを特徴づけているが、1番の聴きどころは踊れるリズムを追求したうえで、緩急の変化をそれぞれにつけた全6曲がどれも、誰もが楽しめる......言い換えれば、リスナーを限定しないポップ・ソングとしてちゃんと成立しているところにある。彼らが今回、テーマにしたという「HAPPY」は、彼らのライヴにおいて、大勢の人たちが泣き、踊り、唄いながら1つになった時の光景を表現した言葉に違いない。(山口 智男)
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uchuu,
WHITE
4人組の新体制となった彼らの新作EP。"Crossover Music Creators"をテーマとして掲げた前作『KEEP ON』のエレクトロ・サウンドなダンス・ミュージックから一転、バンド史上最大のポップ・ナンバー「FLY」から始まる、バンド・サウンドを推し進めた作品となった。鍵盤の音色も清々しく美しい「Magic」や、軽やかなシンセ音から徐々に激しさを増していくサウンドに興奮させられる「東京エソラ」もいいが、「My Name is Answer」と「Freedom」の聴かせる洒落たポップスよりもオールドスクールな感じがすごくいい。いずれの曲も、EDM的な高揚感を絶妙に残しつつも昨今の音楽シーンに顕著な"ダンス・ミュージックを人力のバンド・サウンドで聴かせる"ことに徹している印象だ。
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uchuu,
+1
嬉しい。ひとりの音楽ファンとして、こういう作品に出会えると、音楽を聴き続けてきてよかったと心底思う。大阪の男女5人組がリリースする1stフル・アルバムは、彼らの本気度がこれまで以上に感じられる1枚。もちろん、これまでだって本気だったと思うが、そのベクトルはぐぐっと向きを変えている。歌って踊れるuchuu,のエレクトロなロックは今回、ギター・サウンドやファンキーなリズムを強化。ラウドロックばりのインパクトをアピールする一方で、J-POPのファンにも訴えかけられる歌モノとしての魅力もモノにしている。もっとも、それは表層の変化にすぎない。僕らが聴き取らなきゃいけないのは、こだわりやエゴを捨て、彼らがここに結実させた"この音楽をもっと多くの人に届けたい"という思いだ。
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uchuu,
HELLO,HELLO,HELLO,
自分たちの音楽を通して、バンドとオーディエンスが『HAPPY』(前作のタイトル)になれることを確信したうえで、今度はそれをもっと多くの人たちに届けたい――さまざまな出会いをテーマにした今回の『HELLO,HELLO,HELLO,』というタイトルにはそんな想いが込められているようだ。大阪の5人組が掲げる"歌って踊れるエレクトロ・ロック・サウンド"はこの3作目のミニ・アルバムで、よりエモーショナルに、そして日本語の歌詞が増えたことでさらにキャッチーに進化している。ピアノやガット・ギターのループを効果的に使って、巧みにアコースティックな質感も交えるなど、同時にサウンド・メイキングにもこだわった作品には違いないが、ライヴに足を運びたいと思わずにいられない6曲が並んでいる。
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uchuu,
HAPPY
"世界で、泣き、踊り、唄え!大阪発最新型エレクトロ・ロック・サウンド!"と謳う5人組が前作から10ヶ月ぶりに完成させた2ndミニ・アルバム。プログラミングを巧みに使った浮遊感あふれるトラック・メイキングと熱度満点のバンド・サウンドの融合、そして胸を打つ情熱的なヴォーカルがこの5人組のサウンドを特徴づけているが、1番の聴きどころは踊れるリズムを追求したうえで、緩急の変化をそれぞれにつけた全6曲がどれも、誰もが楽しめる......言い換えれば、リスナーを限定しないポップ・ソングとしてちゃんと成立しているところにある。彼らが今回、テーマにしたという「HAPPY」は、彼らのライヴにおいて、大勢の人たちが泣き、踊り、唄いながら1つになった時の光景を表現した言葉に違いない。