DISC REVIEW
Japanese
2013年10月号掲載
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惑星アブノーマル
アナタソナタ
今年3月に『何でも無い凶器』で全国デビューをした女子2人組の2ndミニ・アルバムが早くもリリース。前作は倉橋ヨエコや初期の椎名林檎の影響が色濃く出た猟奇的でエキセントリックな作品だったが、今作はそのニュアンスを含ませつつポップに昇華した飛躍作だ。余裕の見えるサウンドはより彼女たちの心情を豊かに伝えてくれるし、アレックスたねこの歌もまっすぐ耳と心に飛び込んでくる。個人的におすすめしたいのはヴァイオリンを用いた「臆病者ラプソディー」。弦と鍵盤が織りなす繊細なサウンド・メイクと、息遣いまでも情熱的なたねこの歌声の見せる景色は、満開の桜吹雪のような果敢無さと美しさだ。フル・アルバム的なアプローチが光るトラック並びといい、彼女たちのポテンシャルを感じさせる。
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