Japanese
2013年10月号掲載
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2006年に結成された4人組編成バンドの5枚目のフル・アルバム。いきなりミュージカルさながらの合唱と徐々にスピードを上げるスカ風アレンジで困惑させる「夕暮れにウンザウンザを踊る」に始まり、次々と情報過多ぎみの楽曲が飛び出してくる。"池袋は死んだ。だが俺は生きてる"と勝手に宣言する「池袋のマニア化を防がNIGHT」、"埼京線快速は、南与野駅にただちに停車せよ""俺は板橋生まれ千葉育ち与野市のやつらはみんな友達"と歌う「市長復活~さいたま市ヨリ与野市ヲ解放セヨ~」等、クスクス笑いつつスルスルと聴き入ってしまう歌たちは、バイオリンも飛び出すHR/HMマナーにアレンジされたテクニカルなバンド・サウンドがあるからこそ成立する。自分の好きな音楽がニッチ扱いされる切なさと怒りを歌った「CD屋からサイコビリーがなくなる日」に共感!(岡本 貴之)
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