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この力強いサウンドには説得力がある。ノイジーで重厚かつ粘着的なギター・リフは、唯一無二のALICE IN CHAINS節。約4年振りの通算5枚目のスタジオ作だ。絶対的なカリスマ性を持ったフロントマンLayne Staley亡き後、William DuVallを迎え再始動した前作『Black Gives Way To Blue』は世界中で大ヒットしたが、古参ファンからの批判もあったという。しかしどうだろう、本作はメンバーが過去に囚われず新たな扉を切り開いた勇気が漲っている。この強さに、誰だろうと納得せざるを得ない。「Hollow」、「Stone」、そしてラストの「Choke」まで、身もふたもない表現だが、気持ち良いほどALICE IN CHAINSだ。(伊藤 洋輔)
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Skream! 2024年09月号