Overseas
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ダンス・アクトを中心に良質なギター・バンドも多く抱える老舗レーベルWARP RECORDSだが、想えばこのバンドが出発点だったのは懐かしい。イギリスはニューキャッスル出身のロック・バンド、MAXIMO PARKが4thアルバムをリリースする。プロデュースはPIXIESやFOO FIGHTERS、そしてMAXIMOでは2ndアルバムも手掛けたGil Nortonがカムバック。過去にバンドの表現の幅を拡げた重要人物だが、今作でもその手腕は遺憾なく発揮されている。UKのひねくれセンスを持ちながらもUSオルタナの憧憬を見つめるようなロックンロールは不変だが、4枚目でも瑞々しい勢いと潔さを保持しているのは素晴らしい。00年代デビューの現在中堅どころはセールス面の苦戦やメディアの露出低下などなにかと逆境に立たされるが、このパワフルなメロディは多くのリスナーを鼓舞するだろう。(伊藤 洋輔)
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Skream! 2024年09月号