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DISC REVIEW

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Slave Ambient

THE WAR ON DRUGS

Slave Ambient

現在はソロ・アーティストとして活躍中のKurt Vileが在籍していたことでも知られている、フィラデルフィア出身のインディー・ロック・バンドの2ndアルバム。幾度のメンバー・チェンジを経て現在は4人編成となっているが、フロントマンであるAdam Granducielの存在感がずば抜けているため、シンガー・ソングライター+バック・バンドとも取れなくはない。実際このアルバムを聴いているとBruce SpringsteenやBob Dylanが思い浮かぶように、彼の声、奏でる音が繊細かつ大胆に響き、強烈なインパクトを残す。フォーク・ロックやシンセ・ポップ等の様々なサウンドが融合されていて、聴くたびに新たな発見があるのも魅力的だ。壮大なインストから流れ込む「Come To The City」がアルバムのラストではなく中盤にするという事実も、本作の素晴らしさを象徴している。