Japanese
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どうしたオウガ!?(もちろんいい意味で)語りあり、フルートやらムーディなサックスなど管楽器をフォーカスしたり、甘美なコーラス・ワーク......本当に驚かされる快作。前作『浮かれている人』に続き、ゆらゆら帝国のレコーディング・プロデュース・チームを迎えた今作。ハイトーンで浮遊感ある出戸学(Vo/Gt)のヴォーカルは、以前に増して聴き手を異空間へトリップさせる。そして、曲間の繋ぎも雑踏の音が使用されていたりと面白い試みが成されている。絶妙なギリギリ感というか、一見歪んだパーツを集合させると心地よく聴こえてしまうオウガ・マジック。MGMTとの共演やUSツアーを経て表現の幅を広げたようだ。全体を通してミュージカルのような印象を受けた今作、やっぱり中毒性は非常に高し。改めて、彼らはすごい......!(花塚 寿美礼)
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Skream! 2024年09月号