月蝕會議エンドウ.の"月蝕會議室24時"【第20回】

COLUMN

このコラムも今回で20回目ですので、そろそろ「"月蝕會議"とは何者なのか」ということをもう１度説明しておかないといけない気がします。「今さら途中からは入り込めない長期コンテンツ」みたいになっちゃいますもんね。

月蝕會議というのはバンドです。普段1人で作詞・作曲・編曲を手掛けている音楽プロデューサーが5人集まって、バンドを組みました。しかもメンバー全員がそれぞれアーティストとしても活動している珍しいバンドなんです。さらに！ギター2人、ベース、ドラム、キーボードというバンドに適したパートが揃っているというマジ奇跡のバンド。マジにレア。MAJI！

月蝕會議の活動は、自分たちの音楽制作活動の他に、他アーティストやコンテンツへの楽曲提供が多いです。そして月蝕會議が丸々バックバンドとしてアーティストやコンテンツをサポートすることもあります。だって僕らMAJIでプロのプレイヤーだし。

そんな月蝕會議メンバーが集まり、"co-write"（コライト）をしました。"co-write"というのは「Co-Writing」の略で、海外などでは普通にライティングとかセッションとか言います。全く白紙の状況から12時間以内に1曲作り上げて一般公開まで完了する、というストリーミング番組を配信したんです。その名も「第三回月蝕會議音楽クリエイター夜會」。

午前中にスタジオ集合し、「さあどんな曲作ろうか？」という全くの白紙の状態から時間を計り始め、意見を出し合って、曲作り、作詞、レコーディング、編曲（アレンジ）、ミックス、マスタリングまで9時間28分18秒で完了しました。途中で、配信ジャケットワークも作り、番組終了と同時にフルサイズ音源をYouTube公開しています。所属レコード会社の、各種サブスクストリーミングサービスへの音源納品も完了しました。マジ神業レベルに早い。

実は僕の目標では6時間くらいかなと思っていましたが、みんなで凝りに凝って9時間半かかりました。12時間以内に作る！という番組企画だったので上々でしょう。世間でよく見られる「トラックメイカーとトップライナーでの"co-write"」も身軽で良いですが、やっぱりバンド全員で意見を出し合って曲を作るのは格別ですね。この形で"co-write"するのは、月蝕會議としてもちょっと久々でしたし。これ以降、なんか自分の音楽モチベーションも色々上がっちゃってMAJI幸せ。

曲名は「海底ジルバ」です。マジCOOL。聴いて頂ければわかると思いますが、けっこうクレイジーな曲になっていまして、とっても月蝕會議っぽい曲になっています。拍子とか拍とかMAJI難解なことになっているので、ぜひ実際に聴いて拍を数えてみてください。

番組の模様がダイジェスト版として30分くらいの尺でKENDRIX YouTube公式チャンネルで公開されてます。年末年始のMAJI暇な時間に見たりしてくださいな。マジに良いお年を！

月蝕會議

全員が作詞、作曲、編曲家でありアーティストでもあるバンド形態の音楽ギルド。それぞれのスキルと個性を"co-write（コライト）"の化学反応によって高次元でまとめあげる。ももいろクローバーZや"ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-"等、アーティストや作品の音楽プロデュースや、バンド・サポートも請け負う。2024年5月に楽曲「Over my DEAD copy」、10月には、番組"第三回月蝕會議音楽クリエイター夜會"でco-writeした新曲「海底ジルバ」を配信リリースした。

前のコラム