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LATEST UPDATE

ExWHYZのライヴ・レポート公開。逆境が奇しくも成長痛になり、スキルだけでなく精神面でも目覚ましい成長を見せた圧巻の"Futura Free"ツアーZepp Shinjuku公演をレポート

Japanese 2024.09.20 19:00

ExWHYZのライヴ・レポート公開。逆境が奇しくも成長痛になり、スキルだけでなく精神面でも目覚ましい成長を見せた圧巻の"Futura Free"ツアーZepp Shinjuku公演をレポート

"LIVE AZUMA 2024"の特集公開。マンウィズ、オーラル、フレデリック、羊文学等が福島に集結!初心者から熟練者まで誰もが自分らしく楽しめる音楽フェスが10/19-20開催

Japanese 2024.09.20 18:00

"LIVE AZUMA 2024"の特集公開。マンウィズ、オーラル、フレデリック、羊文学等が福島に集結!初心者から熟練者まで誰もが自分らしく楽しめる音楽フェスが10/19-20開催

Academic BANANA、齋藤知輝(Vo)のコラム"大切なことはすべてラブソングが教えてくれた。"第2回公開。コレサワ「この恋はスクープされない」&スガ シカオ「夏陰~なつかげ~」を紹介

Japanese 2024.09.19 18:00

Academic BANANA、齋藤知輝(Vo)のコラム"大切なことはすべてラブソングが教えてくれた。"第2回公開。コレサワ「この恋はスクープされない」&スガ シカオ「夏陰~なつかげ~」を紹介

琴音のインタビュー&動画メッセージ公開。"自分が好きでやってるという勇気を持つことが重要"――音楽活動5周年を機にアルバム『成長記 ~Now&Best(2018-2024)~』を明日9/18リリース

Japanese 2024.09.17 19:00

琴音のインタビュー&動画メッセージ公開。"自分が好きでやってるという勇気を持つことが重要"――音楽活動5周年を機にアルバム『成長記 ~Now&Best(2018-2024)~』を明日9/18リリース

フィルフリーク、ツカダユウキ(Ba)のコラム"サブカル部!"第10回公開。"俺ちゃん、遂に参戦"をテーマに、MCUに参戦したデッドプールと映画"デッドプール&ウルヴァリン"について綴る

Japanese 2024.09.13 18:00

フィルフリーク、ツカダユウキ(Ba)のコラム"サブカル部!"第10回公開。"俺ちゃん、遂に参戦"をテーマに、MCUに参戦したデッドプールと映画"デッドプール&ウルヴァリン"について綴る

LEEVELLESのライヴ・レポート公開。温かな場所で、親密な仲間へ向けて一音一音を丁寧に届けた"LEEVELLES presents CROWN Fes. #2"をレポート

Japanese 2024.09.12 18:00

LEEVELLESのライヴ・レポート公開。温かな場所で、親密な仲間へ向けて一音一音を丁寧に届けた"LEEVELLES presents CROWN Fes. #2"をレポート

ASPの特集&動画メッセージ公開。初の日本武道館公演10/8開催。邦楽/洋楽の豪華クリエイター陣が参加したメジャー1stアルバム『Terminal disease of ASP』もリリース

Japanese 2024.09.11 20:00

ASPの特集&動画メッセージ公開。初の日本武道館公演10/8開催。邦楽/洋楽の豪華クリエイター陣が参加したメジャー1stアルバム『Terminal disease of ASP』もリリース

VOI SQUARE CATのインタビュー公開。歌って踊って騒げるバンドを目指して辿り着いた10周年――新体制初シングル「シナリオ」リリース。盟友 Novelbright迎えたツーマン9/12開催

Japanese 2024.09.10 20:00

VOI SQUARE CATのインタビュー公開。歌って踊って騒げるバンドを目指して辿り着いた10周年――新体制初シングル「シナリオ」リリース。盟友 Novelbright迎えたツーマン9/12開催

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FEATURE

LIVE AZUMA 2024

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マンウィズ、オーラル、フレデリック、羊文学等が福島に集結!フェス初心者から熟練者まで誰もが自分らしく楽しめる"LIVE AZUMA"

ASP

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邦楽/洋楽の豪華クリエイター陣が参加したメジャー1stアルバムを携え ASPは初の日本武道館公演で伝説を作れるか

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.106

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"Skream!"と"激ロック"を運営する激ロックエンタテインメントによるライヴ...

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.105

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SODA KIT

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夏のツラさをすべて吹き飛ばす――最強パーティー・チューン「無礼講サマー」

"RUSH BALL 2024"

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"ライヴハウスの延長線上"に位置する、夏の野外音楽イベント"RUSH BALL"が今年も開催

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.104

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IMAGINE DRAGONS

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今年、結成15周年を迎えたIMAGINE DRAGONSが、6作目となるアルバム...

"DAIENKAI 2024"

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音楽と笑いの大宴会"DAIENKAI"、今年も開催

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.103

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THE YELLOW MONKEY 先行試聴会潜入レポート

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"真正面から生きることに向き合って、今できるロックってなんだろう?と考えた"――10thオリジナル・アルバム『Sparkle X』に込めた想い

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.102

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ユプシロン

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太陽が沈んでも明るい世界で、大切な"君"へ──手紙を読むように綴る物語「白夜」

9Lana

9Lana

テレビアニメ「ポケットモンスター」エンディングテーマに大抜擢!ネット・カルチャー発の"歌役者"9Lanaとは

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.101

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"Skream!"と"激ロック"を運営する激ロックエンタテインメントによるライヴ...

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.100

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"Skream!"と"激ロック"を運営する激ロックエンタテインメントによるライヴ...

UPCOMING GEN Z BANDS

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祝!全国流通盤リリース!次世代を担う若手注目バンド4組を紹介

otsumami feat.mikan

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限りなく強く、限りなく優しい――otsumami feat.mikan流の"ファイト・ソング"「負けるな、わたし」

BIN

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匿名的であることで、主人公の見る景色や感情を内面化できる――成長と変化の2ndアルバム『Melt』

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.99

LIVEHOLIC presents PICK UP! ROOKIES Vol.99

"Skream!"と"激ロック"を運営する激ロックエンタテインメントによるライヴ...

VIDEO MESSAGE

琴音

琴音

  • 0:45
  • 2024.09.17 up
パピプペポは難しい

パピプペポは難しい

  • 0:50
  • 2024.09.17 up
ASP

ASP

  • 2:17
  • 2024.09.11 up
moon drop

moon drop

  • 1:35
  • 2024.09.10 up
渡會将士

渡會将士

  • 1:28
  • 2024.09.03 up
LEEVELLES

LEEVELLES

  • 1:29
  • 2024.08.30 up
トゲナシトゲアリ

トゲナシトゲアリ

  • 1:43
  • 2024.08.27 up
Academic BANANA

Academic BANANA

  • 1:06
  • 2024.08.27 up
Novelbright

Novelbright

  • 2:32
  • 2024.08.13 up
暴動クラブ

暴動クラブ

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  • 2024.08.13 up
ぜんぶ君のせいだ。

ぜんぶ君のせいだ。

  • 1:11
  • 2024.08.09 up
THE BOHEMIANS

THE BOHEMIANS

  • 0:56
  • 2024.08.07 up

LIVE REPORT

ExWHYZ

ExWHYZ

2024.09.08 @Zepp Shinjuku (TOKYO)

LEEVELLES

LEEVELLES

2024.08.29 @代官山SPACE ODD

GLIM SPANKY

GLIM SPANKY

2024.08.30 @Zepp Shinjuku (TOKYO)

"DAIENKAI 2024" -DAY2-

"DAIENKAI 2024" -DAY2-

2024.07.14 @東京ガーデンシアター

"DAIENKAI 2024" -DAY1-

"DAIENKAI 2024" -DAY1-

2024.07.13 @東京ガーデンシアター

THE BACK HORN

THE BACK HORN

2024.07.28 @日比谷公園大音楽堂

離婚伝説

離婚伝説

2024.07.30 @恵比寿LIQUIDROOM

ネクライトーキー

ネクライトーキー

2024.07.23 @Zepp DiverCity(TOKYO)

redmarker

redmarker

2024.06.26 @Spotify O-Crest

BREIMEN

BREIMEN

2024.06.28 @KT Zepp Yokohama

[GEKIROCK CLOTHING Presents"WEAR THE MUSIC"DAY2]

[GEKIROCK CLOTHING Presents"WEAR THE MUSIC"DAY2]

2024.06.02 @渋谷WOMB

East Of Eden

East Of Eden

2024.06.22 @豊洲PIT

DISC REVIEW

Japanese

Power

ILLUMINATI HOTTIES

Power

WEYES BLOOD、COLDPLAYといったアーティストたちと仕事をし、今年2月にはプロダクション/エンジニアリングで携わったBOYGENIUSのデビュー・アルバムがグラミー賞で最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム部門受賞を果たす等、着実に成功を収めつつあるSarah Tudzin率いるILLUMINATI HOTTIESの最新作。フレッシュなパワー・ポップ「Falling In Love With Somebody Better」をはじめ、オーガニック且つ繊細な手触りの「Rot」、ベッドルーム・ポップの質感を持ったタイトル・トラック、UKのシンガー・ソングライター CAVETOWNを迎えた「Didn't」を含む全13曲が揃った。全体的にトーンは暗めだが、甘酸っぱさやリアルな体温を感じる側面もあり、聴くたびに奥深さが増す1枚。

CITY WAVE

プラグラムハッチ

CITY WAVE

5年間の活動休止期間を経て、"CITY POP×NEW WAVE"というコンセプトを掲げてカム・バックしたプラグラムハッチによる再始動後初のアルバム『CITY WAVE』。洒脱でロマンチックな「青山Dancing物語」や、美麗なコーラスが感傷を高める「Goodbye Rainy Bay」、虚無感に包まれた「ジオラマ都市」をはじめ、コンセプトから連想される洗練されたポップスという印象はありつつも、その奥底では、人間が音を鳴らすというエモーショナルな部分が強く渦巻いている。また様々なオマージュを入れながらも、"令和の80s"、"2080年のサウンド"と謳っている通り、決して懐古趣味的なものではない、今のバンドのモードを感じ取れる1枚。

SODA POPS

SODA KIT

SODA POPS

"文化祭"というテーマや"SODA POPS"というタイトル、さらにヴィジュアルも含めて、コンセプチュアルに統一された3rdミニ・アルバム。とはいえ曲調はバラエティに富んでいる。はじける片思い(もしくは推し活)ソング「ドキドキサレンダー」、実力派シャッフル・チューン「イデア」、わちゃわちゃ感が眩しい「無礼講サマー」、ヘヴィなラップ・ソング「シニシズム」、一緒に口ずさみたい「思い込みの魔法」。文化祭のいろんな部屋を覗けるような、楽しい一枚だ。5曲全てのインストゥルメンタルや、2ndミニ・アルバム『ロングラン』に収録されていた4曲の、一人一人のソロ・バージョンも聴くことができる。(高橋 美穂)

成長記 ~Now&Best(2018-2024)~

琴音

成長記 ~Now&Best(2018-2024)~

高校生でデビューを果たしたシンガー・ソングライター 琴音が活動5周年を機に、これまでの代表曲と新曲で構成したアルバムを完成させた。前半の新曲群にはダーク・ポップな新機軸「Heaven」やR&B調で多声感がモダンなアレンジの「多面体」、彼女自身の音楽への向き合い方が投影された、作品の軸になりそうな「image」等が並ぶ。既発曲では映画"金の国 水の国"劇中歌として広く知られるようになった「Brand New World」やデビューEP収録の「ここにいること」、ライヴでは稀に歌っていたものの長らく音源化されていなかった「成長記」の新録バージョン等全16曲を収録。まっすぐな歌声を軸に持ちつつ、多彩なジャンルや声の表現に挑む"Now&Best"。

君のそばに置いといて

パピプペポは難しい

君のそばに置いといて

キャリア初の全国流通盤には、シングル曲が多く収められていることもあり、パピムズらしくキャッチーでバラエティ豊かな楽曲が並んだ。新曲「キミトボクメモリー」からラストの「ワンダフル・パレード」まで多彩なジャンルとエンタメ性で耳を楽しませてくれて、1枚を通して聴くことで"パピムズランド"とでも呼ぶべきテーマパークで丸一日遊び倒したような感覚を味わうことができる。代表曲「ラブげっちゅ! -お誕生日のお歌-」が初フィジカル化したこともポイントだ。メンバー兼社長のカワシマユカが"名盤と呼ばれるものを作りたかった"と語っていたが、その言葉とタイトル通りにずっと"そばに置いといて"長く聴き続けたい名盤が完成した。

MorroW SoundS

渡會将士

MorroW SoundS

brainchild'sのフロントマンとしての活躍でもお馴染みの渡會将士のソロ4thアルバム。FoZZtoneでのキャリアのスタートから数えて20周年にあたる2024年にリリースする本作では、ロックやファンク、カントリー等幅広い音楽的レンジを背景に持つシンガー・ソングライターとして、ある種原点に立ち返った表現を聴かせる。アコースティック・ギターで作るグルーヴ、DTMメインでありながら有機的で隙間の多い音像で、ルッキズムにも通じる現代の問題意識を盛り込んだ「写真はイメージです」、夏の爽快さと陰鬱さが共存する「Daybreaker」、少年性が際立つ「Wake me up(Re-Mix)」や「タイガーリリー」等、様々な主題をばらけることなく束ねた1つの到達点だ。

Voyager

THE SPELLBOUND

Voyager

約2年半ぶりとなるアルバム。新章のきっかけとなった、「すべてがそこにありますように。」や「LOTUS」で予感されたサウンドスケープを大きく上回る多彩さに、瑞々しい楽曲、現代のロック・バンドの存在意義を表明する楽曲等、グッとレンジを広げた14曲。"夢ノ結唱"とのコラボ曲やBiSへの提供曲の原曲(セルフカバー)の収録は、THE SPELLBOUNDが見据えるポップ性のエッジが際立っているし、JESSE(RIZE/The BONEZ/Vo/Gt)をラップ・パートに迎えた「2Colors」のコラボも新鮮。未だ聴いたことのない音楽をAIが精度高く作る時代にあって、人間が作り出す音楽の必然はなんなのか? そのことを体感できる作品でもある。

BLUE JEANS

Academic BANANA

BLUE JEANS

夏にフォーカスしたコンセプトEPを幕開けるのはタイトル曲「Blue Jeans」。萩原健太のスラップ・ベースで始まるファンキーなサウンドに乗るのは、齋藤知輝による、スーツ姿の人波に抗いジーンズ姿で自由に、前のめりに突き進む自身を投影したラップ。新しいことにしたいというハングリーさが程良く泥臭い要素となったこの曲から、情緒的で、印象的な夏のワンシーンが浮かぶ曲が並ぶ。爽快な風を感じるギター・ロックや、ピアノを基調とした線香花火のような儚い美しさを持つバラードもあり、前作で林 直次郎(平川地一丁目)が参加した「Summer Tuner」のアカバナVer.も収録した今作には、どこか感傷的な晩夏の香りや、色気があるのが彼ららしい。

棘ナシ

トゲナシトゲアリ

棘ナシ

東映アニメーション×agehasprings×ユニバーサルミュージック、3社合同の大型プロジェクトとして発足したTVアニメ"ガールズバンドクライ"。本プロジェクト発のガールズ・バンド、トゲナシトゲアリの2ndアルバムがすごい。ボカロ楽曲を思わせる膨大な言葉数とメロディの乱高下に、楽器隊のテクニカルなフレーズと、シーン屈指の難度を誇りつつ聴き手の胸に刺す楽曲の数々は、極上のエモーショナル・ロック・ナンバーばかりなのだ。アニメの挿入歌を中心に構成された本作は、アニメを視聴してから聴くことで様々なシーンが思い起こされ、より没入感を増して堪能できるはずだ。今年のシーンを代表する1枚として太鼓判を押したい。

EXCLAMAT!ON

NEK!

EXCLAMAT!ON

それぞれ自身のYouTubeチャンネルやSNSを中心に音楽を発信してきた4人が今年2月に結成したガールズ・バンド NEK!。結成前からTikTokのフォロワーが6万人超だったHika(Vo)をはじめ、演奏陣もネット界隈で一目置かれるメンバーが揃っており、早くも注目を集めている。そんな彼女たちが初の全国流通盤となる1st EPを発表。イントロからKanade(Ba)のスラップが炸裂する「MAZE」、ストリングスが彩る「ENDLESSGAME」、切なさ漂うロック・バラード「Blink」等全5曲が収録され、今のバンドの勢いが音像からも伝わる強力な1枚だ。11月24日にはShibuya eggmanにて2ndワンマン・ライヴの開催も控えているとのことで、どの楽曲もライヴ映え間違いなし。

FORTH

COPES

FORTH

男女ツイン・ヴォーカル・メロディック・ポップ・バンド COPESが、サポート・ドラマーだったちょたを正式メンバーとして迎え初の全国流通盤をリリース。はつらつとしたカメイナナコ(Gt/Vo)の歌声が突き抜け、しいなゆうき(Ba/Vo)が力強く支える抜群のハーモニーに、童謡を取り入れるなど遊び心もあるキャッチーなメロディ、駆け抜けるツービートと、持ち味の痛快なハッピー・チューンを中心に全11曲(※配信は10曲)が収録された。フロアを躍らせる代表曲「winner」などのライヴ定番曲から、夢に向かって走るエネルギーに満ちた表題曲「forth」といった新曲まで、新生COPESのいわゆる名刺代わりの1枚。沈む心も晴らすポジティヴなパワーでライヴハウスを沸かすニュー・カマーに注目だ。

輝くもの天より堕ち

PK shampoo

輝くもの天より堕ち

メジャー進出作から約半年というスパンでリリースとなったメジャー2nd EP。夢か現か、おぼろな記憶と空想が交錯する「天使になるかもしれない」、瞬く命の儚さをポエティックに映した「夏に思い出すことのすべて」、ノイジーさは残しながらも生まれ変わった初期楽曲「翼もください」の再録、衝動的に書き殴られた日記のごとく感情剥き出しの「ひとつの曲ができるまで」と、ヤマトパンクス(Vo/Gt)の命を削り紡ぐような歌がライヴ・バンド然とした熱量とともに収めれた。無骨で破天荒な現実の描写と、星や空、宇宙といった幻想的なワードたち。この歪さが生むロック・バンドの恍惚とした危うさは、メジャー・シーンに身を置く今も変わらず、彼らのまばゆい魅力として光っている。

Fire and Fear

PENGUIN RESEARCH

Fire and Fear

"怖いか また目をひらくことが"という印象的なフレーズから始まる新曲「Fire and Fear」。一歩踏み出すことには恐れが付きもので、勇気を出さないと現状を変えられない場面を、恐らくあえてストレートな疾走感のあるロック・チューンに乗せて描き、終盤にかけ熱を帯び、まさに力を振り絞るように歌う歌う生田鷹司の声と鍵盤の音色がドラマチックに彩る。カップリングには、堀江晶太(Ba)がヴォーカルをとり、曲のテイストや演奏も含めタイトル・トラックとのギャップがすごい、怪しくダークに振り切った新境地「蝉人間」、"太鼓の達人"に書き下ろしたナンバーのバンド版という、笑っちゃうくらい荒々しい「who are you? who are you?」も収録した。

Catch me if you can?

Am Amp

Catch me if you can?

2.5次元俳優としても知られる須賀京介(Vo/Gt/Key)を中心に俳優、ヴィジュアル系バンド、サポート・ミュージシャンと異なる分野で活躍してきた4人が集ったジャンルレス・バンド。打ち込みを多用したボカロ・テイストのリード曲「チャイラッテ」ではイラストMV、ファンへの想いを歌うメロウなセミリード曲「夏的小故事」では実写MVと、2次元と3次元を往来し、音楽面でもヴィジュアル面でも枠にはまらない独自のスタイルを提示。そしてエモーショナルな歌唱とギターが冴え渡るバラード「Ao」、四つ打ちロックを軸に目まぐるしく展開するキラーチューン「HEAT」、3拍子が艶やかな世界観を演出するオルタナ・ロック「慕情」と多彩な全5曲を収めた、バンドの新たな可能性を切り拓く1枚だ。

Dancers Friendly

Lucky Kilimanjaro

Dancers Friendly

"君がシャイだって関係ない"の歌通り、灼熱の夏を問答無用で腰から踊らせるパワー・チューン「Dancers Friendly」で幕を開ける本作。ファンを公言するやす子出演MVも微笑ましい「かけおち」は、フルートとダンス・ビートの新鮮な掛け合わせに身体のみならず心も躍る。かと思えば感傷的な「Find you in the dark」で暗中模索のリスナーに寄り添う姿勢も明示。ラッキリの"何も考えずに踊ろう"というのは、纏わり付く思いが本当は0ではないのを知っているからこそのメッセージ。だから心を掴んで離さないのだ。フレーズのループや熊木幸丸(Vo)以外のメンバーの声も効果的に取り入れる等、持ち味も遺憾なく発揮し、幕張メッセへ向けギアを上げていく。

Single Collection

ASIAN KUNG-FU GENERATION

Single Collection

全33曲の歴代シングルが紡がれ、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが日本のロック史に残してきた功績を改めて体感することができる、メジャー・デビュー20周年記念盤。再録された「遥か彼方」で幕を開け、地を這うようなイントロのベース・ラインがノスタルジアと高揚感を運んでくる。20年経っても歌い続けるバンドの熱量が確かな軌跡として反映されている一方で、リスナーは各楽曲の歌詞に登場する"君"に当時の自分や大切な人を投影させ、懐かしさに浸るだろう。暗いムードが漂う情勢や、やるせない日常からも目を逸らさず、今を生きて、愛を鳴らし続けてきたアジカン。これからも変わらない4人だけの音を世界中に響かせてほしい。

Overseas

Rogue To Redemption

TUK SMITH & THE RESTLESS HEARTS

Rogue To Redemption

往年のロック・スターたちを彷彿させるピュア・ロック・スタイルで、レトロ・ロック・ファンの好感度百万点の新世代ロックンローラー、Tuk Smith。そんな彼が率いるTUK SMITH & THE RESTLESS HEARTSにとって2作目のアルバムである『Rogue To Redemption』は、懐かしさのあるクラシック・ロックとマニア心をくすぐるハード・ロックに、Tuk Smithのルーツでもある70'sパンクの力強さ、グラム・ロックのドラマ性、パワー・ポップのキャッチーさ等が合わさった胸が弾む内容だ。絶妙にカッコ付けたリリック・センスも、1周回って新鮮で面白い。この『Rogue To Redemption』を引っ提げての初来日公演も決まり、勢いに乗るバンドの充実ぶりが窺える1作となっている。

Paradise State Of Mind

FOSTER THE PEOPLE

Paradise State Of Mind

FOSTER THE PEOPLEが約7年ぶりのアルバムをリリース。70年代ディスコやファンク、R&B、ソウルと縦横無尽にミックスされたグルーヴィなダンス・ミュージックで彩られる本作は、喜びや楽しさに焦点が当てられた、開放感のある1枚だ。ストリングスの甘美なメロディが心地よいTrack.2のレトロフューチャー感、緩やかなネオ・ソウルのTrack.4やスローモー・ディスコのTrack.8に抱く安らぎ、アルバムを締めくくる(※日本盤はボーナス・トラックあり)Track.11のシンセによる浮遊感。楽園へと向かって弾むポップネスは輝きを放つ一方、あらゆる社会不況に反抗するかのようにロックな一面も携える。アヴァンギャルドな攻撃性を"喜び"という純粋さで昇華させたアイディアに感服する。

Smitten

PALE WAVES

Smitten

個性的なファッションでも人気のHeather Baron-Gracie(Vo/Gt)率いるPALE WAVESが、4thアルバム『Smitten』をリリース。前作『Unwanted』(2022年)は、BLINK-182等を手掛けたZakk Cerviniによるプロデュースもあって2000年代ポップ・パンクからの影響を感じさせる、盛り上がることを意識した勢いのある楽曲が印象的だったが、今作は方向性をガラリと変え、より自然体に。全体的にブリットポップを現代版にアップデートしたような曲調と、エモーショナル且つロマンチックでありながら、しなやかな力強さを感じるトーンで統一されており、作品のテーマである"クィアの恋愛"がナチュラルでポジティヴに描かれている。

Charm

CLAIRO

Charm

ベッドルーム・ポップ・シーンの新星が、3rdアルバムで満を持して日本デビュー。心地よいウィスパー・ヴォイス、シンプルなメロディ、お洒落なコード運び......派手さや強烈な個性はないが、聴く者を選ばない優等生な作風は好感度◎。今作はもはやローファイやベッドルーム・ポップとは言えない、作り込まれた精緻なサウンドメイクになっており、華やかな装飾も満載、シンガー・ソングライターとしてネクスト・ステージに進んだ印象だ。とはいえ管楽器やパーカッションを用いたジャジーなアレンジも、各楽器が主張しすぎず、マイルドに自然体で浸透しているなど、彼女の控えめで優しい世界観を壊さない工夫がされており、プロデューサーの手腕が見て取れる。

L.A. Times

TRAVIS

L.A. Times

2022年には名盤『The Invisible Band』の再現ライヴで来日し、変わらぬ人気ぶりを示したTRAVIS。10作目のアルバムは、フロントマンのFran Healy(Vo/Gt)が生活の拠点を置くロサンゼルスをタイトルに掲げた作品となった。彼が通ったNYのバーを騒々しく偲ぶTrack.2「Raze The Bar」、別れた妻に捧げるTrack.3「Live It All Again」、友人との死別を反映し生きる意味を改めて見つめ直すTrack.5「Alive」などパーソナルな内容だが、彼ららしい美しいメロディと優しくも切ないアンサンブルに昇華されたメッセージは、リスナーの心にも染み入ることだろう。ラップ調のVoを取り入れたTrack.10「L.A. Times」や、DX版のアコースティック音源も妙味がある。

Happenings

KASABIAN

Happenings

先行シングル「Call」は、攻撃性を内包したダークな世界観と中毒性のあるリフが耳に残る"これぞ、まさしく新時代のKASABIANビート!"という楽曲。2022年にリリースした前作『The Alchemist's Euphoria』では、Serge Pizzorno(Vo)にフロントマンが変わったことで、いい意味でも悪い意味でもどこかトゲが抜け落ちたような印象があったが、今作は本当に解放感のある自由なロック魂に満ちていて、ギラギラとしたアグレッションもある。もちろんヘヴィなビートに振り切った楽曲ばかりではなく、UKオルタナ、ギター・ロックの魅力を引き継いだメロディアスな楽曲もあり、これまでの彼らの百戦錬磨のライヴ猛者っぷりがわかる作品に仕上がった。

Underground Renaissance

US

Underground Renaissance

北欧フィンランドから新星が登場だ。2021年に結成した5人組バンドで、イギリスやヨーロッパでのライヴが話題を呼んでいたUSがデビュー・アルバムを発表した。2000年代のガレージ・ロック・リヴァイヴァルを支えたTHE LIBERTINESのスタジオにて1日で録音された、という背景にもグッとくるが、本作で彼らが提示したのはピュアでソリッドなロックンロール。時に荒々しく、時にサイケデリックに鳴らされるギターや、タイトなリズム隊、そして"こんなに格好いい楽器だったのか"と改めて痛感させられるようなハーモニカのパフォーマンスなど、シンプルでありながら奥深さも持ち合わせた楽曲は痛快。出演が決定している"FUJI ROCK FESTIVAL '24"では大いに注目を集めそうだ。

God Said No

Omar Apollo

God Said No

"FUJI ROCK FESTIVAL '24"のメイン・ステージに出演が決定している、今年の注目アクトの1人 Omar Apollo。2枚目のフル・アルバムとなる今作では、前作で見せた冒険心を引き継ぎつつも、アルバムとしてのまとまりや完成度がレベルアップした作品となった。レトロなタッチのR&Bや、スタイリッシュで都会的なポップ・ソング、さらに気分を上げてくれるエレクトロ・ポップも切ないバラードも、すべて統一感のある世界観で気づけば一気に聴いてしまっている。Omar Apolloの独特な雰囲気を持ったチルなヴォーカルと、肩肘張らずに楽しめるリラックス雰囲気のサウンド。目をつぶって聴けば、忙しい日常からほんの少しだけ逃避させてくれる、ゆったりとした休日のようなアルバムだ。

The Secret Of Us

Gracie Abrams

The Secret Of Us

デビュー作が多くの共感を呼び、Billie EilishやOlivia Rodrigoといった今をときめくアーティストたちからも絶賛され、グラミー賞の最優秀新人賞にもノミネートされたGracie Abramsの2ndアルバム。近年の"スター・トレック"や"スター・ウォーズ"の監督として知られるJ・J・エイブラムスの娘、なんて枕詞はもういらないほど、すでに音楽の世界で彼女自身のキャリアをしっかりと築いている。瑞々しい感性で描かれた楽曲と、自然体な歌声。文学少女の自分語りのような恥じらいと、素直なポップさが共存する。アルバム全体を爽やかな風が吹き渡り、清流のようなメロディが乾いた心に沁み渡る。収録曲には、盟友 Taylor Swiftをゲストに迎えた楽曲もあるので要チェック。

Clancy

TWENTY ONE PILOTS

Clancy

オハイオ州を拠点に活動するグラミー賞受賞デュオ TWENTY ONE PILOTSが、約3年ぶりのニュー・アルバム『Clancy』をリリース。ポップスとしての聴き心地を担保しながらも、全体的にトーンが落ち着いた印象を受ける本作では、Tyler Joseph(Vo/Pf)の描く世界観が一段と芸術性を帯びている。不気味なシンセ・リフが主人公の脳内とリンクするようなTrack.1から始まり、意味深長な楽曲で構成された本作もまたサウンドとの親和性が高く、細部にまでこだわりが拡散。精緻なドラムに存在感を放つラップ、甘美なコーラスを軸にスケールが増幅する彼らの音楽には、商業的な成功にとらわれないオルタナティヴ精神が滲み出ている。壮大で綿密な物語を、一挙公開された、まるで映画のようなMVでも体感してほしい。

Prelude To Ecstasy

THE LAST DINNER PARTY

Prelude To Ecstasy

英国ロックの新たなスターとして世界から熱視線を浴びるロンドンの5人組ガールズ・バンド、THE LAST DINNER PARTYがついに待望の日本デビュー。本作は、本国ではすでに今年2024年の2月にリリースされているアルバムなので、すでにその存在は日本のロック・ファンからも認知されつつあるだろうが、せっかく国内盤が出るので、未聴の方はこの機会にぜひチェックしてほしい。これぞUKサウンドなアイロニーと退廃的な美意識を感じるロック・サウンド。これがデビュー作とは思えないほどの堂々たる"達観した"ロック・スタイル。攻撃的で刺激的な音楽でガンガンにテンションを上げるよりも、ダウナーで神秘的なサウンドにひとりで沈み込みたい、そんなときにおすすめな中毒性のあるアルバム。

Radical Optimism

Dua Lipa

Radical Optimism

今最も世界を魅了している歌姫のひとり、Dua Lipa。彼女の歌声が聴こえるだけで、それがどこでも、どんな場面でもダンス・フロアになってしまう。今作は"Radical Optimism(過激な楽観主義)"というタイトルの通り、そんなDua Lipaのパワフルなポップネスと誰でも受け入れてしまう包括性のあるサウンドが、そのままコンセプトとなったようなアルバム。キラキラしたエレクトロ・ポップ・サウンドに、彼女のルーツでもある東欧のノスタルジックな空気が陰影を作り、さらにKevin Parker(TAME IMPALA)ら、国籍も音楽スタイルも様々なプロデューサーたちがスパイスを加え、鮮やかな色彩とコントラストを生み出している。生命力に満ちた歌声に圧倒されつつ、とにかく元気を貰える作品。

Ohio Players

THE BLACK KEYS

Ohio Players

古き良きブルージーなロックンロール/ソウルで人気を博してきたオハイオ州出身の2人組、THE BLACK KEYS。彼らの最新アルバムは、泥まみれの仕事着から着替えて盛り場へと繰り出すような、ひと味違った華やかさを纏ったカラフルなアルバムに仕上がった。BECKやNoel Gallagherといったゲスト・ミュージシャンを迎えた楽曲はまさに豪華絢爛で、Track.2を筆頭に、自ずと気分がアガるピースフルな内容に。Track.10ではメンフィスの大物ラッパー JUICY Jもフィーチャーし、パーティーに彩りを添えている。音楽面での多大なる拡張が図られた作品だが、あくまでも主役は俺たちだと言わんばかりにどっしりと構えたふたりのプレイも素晴らしい。

Interplay

RIDE

Interplay

再結成から早約10年。80年代のシューゲイザー・シーンで産声を上げ、90年代のブリットポップの熱狂の真っ只中でもがいていた彼らは、解散後にミュージシャンとしても人間的にも成熟し、活動再開後は本当にフレッシュな姿勢で意欲的な活躍を見せていた。今作でも、そんな彼らのこだわり抜いたサウンドは古臭いところがまったくなく、バンドの新たなる進化を感じさせるものとなっている。滝のように打ちつける轟音ギターは、霧散してマイナス・イオンを放ち、浮遊感のあるメロディへと誘う。爆音で浴びる音のデトックス効果で、日々のモヤモヤやイライラが洗い流されていきそう。テクニカルな表現も押しつけがましくなく、スッと耳に入ってくる不思議な感覚は、幅広い世代から受け入れられるだろう。

All Born Screaming

ST. VINCENT

All Born Screaming

美しさとしなやかな強さを併せ持つ、女性シンガー・ソングライター ST. VINCENTことAnnie Clark。彼女の最新作は、これまでよりももっとダイレクトに自身の自然体な姿に肉薄する作品となった。セルフ・プロデュースで制作されたこともあってか、自由に湧き上がってくるサウンドをそのまま具現化したかのように、カラフルでダイナミックな表現に満ちている。さらに、Dave Grohl(FOO FIGHTERS/ex-NIRVANA)をはじめ、Cate Le BonやJustin Meldal-Johnsenなど、ジャンルを問わず才能豊かなアーティストたちがゲスト参加。激しいロックにもディスコ・ポップにもファンキーにもシアトリカルにもアンビエントにも、変幻自在にメタモルフォーゼするST. VINCENTのサウンドに花を添えている。

Townie

X AMBASSADORS

Townie

1stアルバム『VHS』がヒットし、近年ではKYGOとのコラボやハリウッド映画への楽曲提供など精力的に活動するX AMBASSADORSの4thアルバム。フロントマンSam Harrisの故郷であるニューヨーク州イサカでの日々を愛とともに振り返る作品で、通底するアコースティックを主体とした素朴なサウンドが郷愁を誘う。街外れのガソリンスタンドでの複雑な想いを描いた「Sunoco」、亡き恩師がくれた言葉を嚙みしめるように歌い上げる「Your Town」、兄と家族の絆をエモーショナルに綴る「Follow The Sound Of My Voice」などパーソナルな内容だが、Samの誠実な歌声はリスナーの故郷に想いを馳せたくなるような共感を生むことだろう。現在のバンド像への橋渡しとなる「No Strings」の爽快感も見事。