Japanese
flower in the vasement、来年3/10開催の自主企画ライヴをもって解散を発表
2017.12.22 21:00
4人組エレクトロ・バンド flower in the vasementが、3月10日に開催する自主企画ライヴをもって解散することを発表した。
2007年に結成してから10年間活動を続けてきた彼らだが、自分たちが思い描く活動を続けていくことが難しくなり、納得のいく作品作りを行えなくなったため、解散することを決断したという。
なお、3月10日に開催する自主企画ライヴでは、uchuu,やD.A.NのVJサポート経験のある"カオスグルーヴ"率いるVJチーム"westronica"がflower in the vasementのVJとして出演することが決まり、特典として、自身の曲をセルフ・カバーした音源を配布すると発表している。
▼ライヴ情報
"goodbye, world"
3月10日（土）渋谷CHELSEA HOTEL
OPEN 18:00 / START 18:30
出演者：flower in the vasement / TRY TRY NIICHE / FACTOTUM / アマアシ / HoLYWooD / after green december ほか
前売 ￥2,000 / 当日 ￥2,500 （+1drink）
※チケットは手売り、または各アーティスト取り置きにて受付
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Flower In The Vasement
world e.p.
ドラム、ベース、ギター、そしてヴォーカルというオーソドックスなバンド形態でありながら、それぞれがシンセをいじり、思い描く音世界、サウンドスケープに相応しい音を鳴らす。夢心地の時間に鳴っていてほしいファンタジックさで、また耳を澄まして聴き進むほどに不可思議な音の森へと迷い込むサウンドが、今回も広がっている。幻想的なポップス、アンサンブルの躍動感を響かせる重厚な曲から、幾何学的サウンドとエモーショナルな歌とが溶け合う美しい曲に、ビートが効いたダンス・ミュージックなど、全7曲それぞれのタッチで、想像的な世界へと連れ立つEPとなった。VJと組み、試みのあるライヴを行う4人だが、そんな発想が生まれるもととなる、刺激ある音だ。
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Flower In The Vasement
deep deep april
「パッヘルベルのカノン」を思い起こさせるような、晴れやかなピアノとストリングスのフレーズがループし、キラキラとした電子ノイズとバンド・サウンド、アンニュイなトーンのメロディとヴォーカルとのアンサンブルが、切なくもあたたかく響く「deep deep april」。メロディやフレーズが頭の中を何度も回ってしまうキャッチーさと麻薬性があるけれど、いわゆるJ-POP的なサビのメロディで突き抜けるような展開でない、ポエトリーな曲をシングルとして持ってくるのが面白い。サウンドはまったく違うけれど、BLURが「Song 2」をシングルとして切り取ってくる、あのパンチ力にも近い。短い中にうまみも詰まっているし、"なんだこれ？"というフックもあって、気になるひっかき傷をたくさん残しいく曲。バンドへの最高のイントロダクションだと思う。
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