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Thom Yorkeも絶賛するマンチェスターの新鋭Illum Sphere、デビュー・アルバム『Ghosts Of Then And Now』を1/29リリース

2013.12.16 17:00

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Thom Yorkeも絶賛するマンチェスターの新鋭ILLUM SPHEREがNinja Tuneと契約し、デビュー・アルバム『Ghosts Of Then And Now』を1/29リリース


マンチェスターで今最も勢いのあるクラブ・イベント"Hoya:Hoya"主催者であり、Martynの3024、今年はAdrian Sherwoodとのスペシャル・ユニット、Sherwood& Pinchでの活動でも話題となったPinchのTectonicなどのアーティスト・レーベルから作品をリリースしたことで、LOW END THEORY周辺のビート・ミュージック・シーンやダブステップ・シーンからも注目を集めるIllum Sphere。
2011年にはエレクトロニック・ミュージック・シーンの錚々たる面々が集ったRADIOHEADのリミックス・アルバム『TKOL RMX 1 2 3 4 5 6 7』に、リミキサーの1人として参加し、一気に知名度を上げると、翌年には名門XLの傘下レーベルであり、The XX、SBTRKTなどを輩出したYoung Turksから作品をリリースするなど、怒濤の勢いでその活躍の場を広げている。またThom Yorkeがキュレーターを務めたBoiler Roomにも招かれるなど、ライヴ/DJセットの評判も高く、2013年4月に行われたSonarSound Tokyo 2013での初来日も記憶に新しい。

物悲しげなピアノのループとベースが重なり合う静謐な「Liquesce」(Shigetoがゲストとして参加)で始まり、スウェーデンを拠点とする女性シンガーMai Nestorのムーディーなヴォーカルがグライム~ダブステップ・ビートと溶け合う「At Night」、攻撃的なインダストリアル・ノイズが反復するリード・シングル「Sleeprunner」と続く冒頭の3曲で、彼の幅広いトラック・メイキングのオリジナリティを鮮烈に提示。その他、ブルックリンの新鋭SHADOWBOXとコラボした3曲「The Road」「Love Theme From Foreverness」「Embryonic」では彼女の歌うシルキーなメロディを前面にフィーチャーして、R&Bとアンビエント~ドローンの垣根を取り払い、日本一の大都市の名をタイトルに冠した「Lights Out / In Shinjuku」ではネオンがギラつく夜の風景を思わせるクレイジーなシンセ・ノイズから美しいチルアウトへと至る壮大なサウンドスケープを展開している。
『Ghost Of Then And Now』というタイトルが示す通り、ここでIllum Sphereが試みたのは過去の様々な音楽的意匠を今のサウンドとシャッフルし、亡霊じみた淡く儚いサウンド・テクスチャーの中に未来を見出すこと。その見事な成果が、ノスタルジックで、同時に先鋭的でもある新たなUKビート・ミュージックの美としてここに鳴っている。

また、収録曲「Sleeprunner」の試聴もスタートしているので、ぜひチェックしてみよう。

Illum Sphere - Sleeprunner

▼リリース情報
ZENCD203_cover.jpg
Illum Sphere
『Ghost Of Then And Now』
2014/01/29発売
BRC-405
¥1,800 ex.tax
NINJA TUNE / BEAT RECORDS

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