-
-
UKインディー・シーンで絶大な人気を誇り、"FUJI ROCK FESTIVAL"や"Hostess Club Weekender"への出演で日本でもお馴染みの6人組男女混合ロック・バンド、BRITISH SEA POWERの4年ぶりとなるフル・アルバム。今回はこれまで作品を発表してきたレーベル Rough Tradeを離れて自主レーベル Golden Chariotからのリリースとなり、レコーディング費用をクラウドファンディングで募って制作された12曲を収録している。情緒溢れる静かな歌い出しから徐々に盛り上がる「What You're Doing」に続くキラキラな楽曲「The Voice Of Ivy Lee」への流れが素晴らしく、思わずグッと身を乗り出してしまうほど気分を高揚させるあたりは、百戦錬磨のライヴ・バンドならでは。アルバムを携えての再来日に期待したくなる作品。
-
-
ポップ・ミュージックという大海原を優雅に航海する、BRITISH SEA POWER。一貫した"文明と自然の調和"な文学性、英国伝統的なギター・サウンド、さらに敬意あるマーキュリー・プライズにノミネートされるなど、UKインディー・ロックの良心となる存在感を帯びた彼らから、約2年振り通算5枚目となる新作が届けられた。前作で大胆に取り入れたエレクトロ・サウンドは影を潜め、原点回帰のようなトラディショナル・ミュージック色が出されているが、モチーフとなるは昨年リリースされた6枚のEPシリーズ。トータル33曲もの音源から発展させたものが本作となったが、純粋にやりたいことをクリエイトする姿勢が垣間見える。聴き込めば、波間にたゆたうような心地良さが......。
-
-
EDITORS は、2000年代初頭から続くリヴァイバル・ムーヴメントにその出自を見出すことができる。ソリッド且つタイトで、UK的な叙情を含んだJOY DIVISION直系のバンド・サウンドでこれまでに2作品が全英1位を獲得。トップ・バンドとしての地位を築き上げる彼らの5作目のアルバムがこの『In Dream』だ。今作では、ARCTIC MONKEYSからMY BLOODY VALENTINEまでを手掛けるAlan Moulderをミックスに起用し、どこか陰りのあるダークな音像のモダンなエレクトロを聴かせる。PASSION PITらUSエレポップ・シーンとの共振を感じさせつつも、今作の肝となるのは80'sニュー・ウェイヴのメランコリアや美意識の概念であろう。エレクトロに軸足を移した彼らのサウンドが、どこかNEW ORDERを思わせるのもやはり興味深い点だ。
Warning: Undefined array key "ItemsResult" in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
17
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
17
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
17
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
17
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
17
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
17
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
17
Warning: Undefined array key "ItemsResult" in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
18
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
18
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
18
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
18
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
18
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
18
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
18
Warning: Undefined array key "ItemsResult" in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
19
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
19
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
19
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
19
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
19
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
19
Warning: Trying to access array offset on null in
/home/gekirock2/www/2025skream/diskreview/list/23936.php on line
19
-
-
レッドブルをキメながら机に齧り付いて書き狂っているような、そんな呪われた職業を冠したバンド名とは裏腹(?)に、EDITORS、4枚目のアルバム『The Weight Of Your Love』は、ヘヴィで大きなスケール感をもつ作品だ。哀愁漂うフォーキーなメロディを主軸に据え、70~80年代のハード・ロックからの影響を感じさせるアレンジが、大仰なミュージカル風の歌唱やストリングス、ホーンなどの煌びやかなトッピングと相まって、アリーナ向きのビッグで重厚感のあるサウンドを生み出している。しかし、性急になりすぎず、あくまでも落ち着いたペースで物語を紡いで行くのが、EDITORSの流儀。夕方の高速道路を流しながら聴きたい、ロックを素直に鳴らした快作。
-
-
2022年には名盤『The Invisible Band』の再現ライヴで来日し、変わらぬ人気ぶりを示したTRAVIS。10作目のアルバムは、フロントマンのFran Healy(Vo/Gt)が生活の拠点を置くロサンゼルスをタイトルに掲げた作品となった。彼が通ったNYのバーを騒々しく偲ぶTrack.2「Raze The Bar」、別れた妻に捧げるTrack.3「Live It All Again」、友人との死別を反映し生きる意味を改めて見つめ直すTrack.5「Alive」などパーソナルな内容だが、彼ららしい美しいメロディと優しくも切ないアンサンブルに昇華されたメッセージは、リスナーの心にも染み入ることだろう。ラップ調のVoを取り入れたTrack.10「L.A. Times」や、DX版のアコースティック音源も妙味がある。
-
-
プロデューサーにM.I.A.、Rihannaを手掛けたJohn Hillを起用という意外性や先行シングルがPitchforkのベスト・ニュー・トラック獲得など、リリース前から話題のローファイ・パンク・バンド、WAVVES 3年振りの4thアルバム。冒頭の「Sail To The Sun」からドリーミーなキラキラ・サウンドが飛び出したかと思いきやすぐさまそれを“冗談、冗談”と笑い飛ばすパンキッシュなベース・ラインが炸裂。淡々と頭の中を引っ掻くようなアコギが印象的な「Dog」、“わからない”と連呼する「Paranoid」、警官殺しをテーマとした「Cop」など、情緒不安定な歌詞と開き直った演奏の対比が面白い。アレンジに凝りながらもローファイな質感は変わらず、最後まで飽きさせずに聴かせる良作。
-
-
極私的な解釈でスイマセン!このアルバムを聴いてるとバンド組みたくなるんです。テクもギミックもいらねぇよ!とにかく勢いで突っ走ってしまえ!ってヤンチャなノリ。でも根幹はピュアな音楽愛に満ちている感じ。わかる?古くはRAMONESとか、最近ではVIVIAN GIRLSとか、日本ではBLUE HEARTSとか。ちょっとでも理解してくれたら連絡ちょうだい!バンドやろうぜ!はいごめんなさい、本線に戻します。海外メディアも大絶賛のWAVVES登場です。ローファイ&ガレージな荒々しさが持ち味だが、なんと言っても一度耳にしたら忘れられない強烈なフックを持ったメロディが最高!ヴォーカルNathanくんの恋人はBEST COASTのBethanyちゃんらしいので、ともに日本デビューを祝したカップリング・ツアーでの来日なんか実現しないかなぁ……切望します!