2008年に結成したラスベガスを拠点とする3ピース PALAYE ROYALEが、約2年ぶりとなる2ndアルバムをリリース。"Fashion-Art Rock"を自称するとおりの派手な出で立ちや、メタル・バンドが名を連ねるSumerianからのリリースということで敬遠される向きもあるかもしれないが、意外にも彼らが鳴らすのは、グラム・ロック/ガレージ・ロックをMY CHEMICAL ROMANCE以降の感性でアップデートしたような力強いロック・サウンド。ざらついたセクシーなヴォーカルは風格たっぷりで、ポルカ調のイントロからパワフルなサビに突入する「You'll Be Fine」など凝った構成も面白い。前作の"Side A"も併せて聴けば、彼らの魅力を堪能できるだろう。