GREEN DAYの最新アルバムを引っ提げた、日本公演を含むワールド・ツアーが延期になってしまったなか、外出自粛を余儀なくされる世界中のファンへDIYのカバー曲を届けてきたBillie Joe。一連の楽曲をコンパイルした本作は、John LennonやTHE BANGLES、Johnny Thundersなど彼のルーツ・ミュージックや、新型コロナウイルスにより亡くなったAdam Schlesinger(FOUNTAINS OF WAYNE)へのトリビュートなど、バラエティに富んだ14曲を収録。オリジナルへのリスペクトも感じさせつつ、"らしい"ポップ・パンク・アレンジもさすがだ。原曲をチェックすることも含め、"No Fun Mondays"というタイトルとは裏腹に音楽を聴く楽しさを改めて教えてくれるような作品。
インディーズ時代も含めGREEN DAYの代表曲を網羅したベスト盤。2001年にリリースした『International Superhits!』と収録曲のダブりがあるとはいえ、彼らの第2の黄金時代を作った『American Idiot』(2004年)以降の活動もフォロー。『American Idiot』リリース時に間に合わなかった若いファンが彼らの軌跡を知るには便利な全22曲。『Revolution Radio』(2016年)収録のアコースティック・ナンバー「Ordinary World」は再録バージョンで収録し、2014年のグラミー賞の授賞式でBillie Joe Armstrong(Vo/Gt)とデュエットした人気カントリー・シンガー、Miranda Lambertとの再共演が実現。最後に加えられた新曲「Back In The USA」は、これぞGREEN DAYと言えるポップ・パンク・ナンバーだ。