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Overseas
トロント出身の4人組インストゥルメンタル・ロック・バンドによる6年ぶり4作目となるアルバム。前作以降はそれぞれ別バンドやプロデュース・ワークなどのソロ活動期間となり、今作で再び集結。初めて本格的なスタジオでの録音となったのもそういった外部活動での経験を本体に還元できる体制になったゆえであろう。これまで直線的なビートを軸にクラウト・ロック、スカム、インダストリアル、エレクトロニカなローファイ・サウンドで高揚感を積み上げていく作りであったが、さらにパンキッシュ且つトライバルに極彩色を纏わせている。一方で、初めてヴォーカルを歌(≠ノイズ)として機能させることによりポップな面にも気を配っている。CAN、Sun Ra、BOREDOMS、SUICIDEが輪になって盆踊りを踊っているような光景。カオス!
車を運転し、さらにはバンド活動を行う猫たち。そんなファニーな動画が話題を呼んでいるHOLY FUCK。『Latin』は、囁くように何かを語る声が不穏な予感を招くところから始まる。ほとんど沈黙に近い状況が、私たちの不安感を煽る。そして、激しいノイズの中、突然のスクラッチからトライバルなバンド・サウンドが姿を見せる。一気に引き込むように加速するノイズに、重ねられる予測不能な展開。4人ともが自由に音を鳴らし、神経を刺激するような不安定なサウンドを好き勝手に重ねていく。それは、怖いもの見たさの好奇心を痛いほどに刺激する。目隠しをされて嵐の中放り出されるような不安と異様な気分の高まりの中、息苦しいほどの恍惚感、倒錯感を覚える。
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