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Japanese
音楽の本質は"伝承"である。音楽は伝承されることで、場所や時間を超えて存在してきた文化である。伝承させるのは"人"である。音楽は、その時代その場所にいる人々の想いを吸収し伝承される。故に、音楽とは人の、土地の、時代の"記憶"の集積である。......この、あら恋のDVD+CD作品に触れて、そんなことを考えた。DVDは、ツアーの模様を、演奏風景や土地の景色も含めて映した映像作品。音楽が旅先で人と出会い、想いを吸収し、また旅立つ、その様子が刻まれている。CDには、旅の果てに紡ぎ出された新たな4曲の記憶を収録。クガツハズカムと吉野寿も参加。何故、音楽は途切れることなく伝承されてきたのか。その答えは、映像に収められた人々の熱狂を観ればわかるだろう。果てなき音楽の歴史と未来を感じさせる作品。
爆音ダブ・サウンドが生み出す深みのなか、滲み出すピアニカやテルミンの美しい旋律。そのサウンドにみるような矛盾を包括し、どこか胸をざわつかせる音を放つ“あらかじめ決められた恋人たちへ”。劇画的な楽曲は、“寂”な抒情的空気を孕んでいる。『今日』というタイトルを冠した今作は、バンドマスターである池永正二というフィルターを介し、東日本大震災を通して見つめ直した日常への思いを刻む。不安、喪失感、無力さ――圧倒的な力のなか迎えた“時”との対峙を経てたどり着いたものは、美しい記憶や未来への多幸感だ。“今日”は、“前日”の積み重ねと“翌日”への希望から成り立つ。緊迫した状況下において、無限に続く“今日”という日々が持つ癒しを見出したのだ。
『キオク』は、単に過去の記憶を掘り下げるだけではない。あら恋の未来をも予感させる作品にしたかった
2014.11.09 @東京キネマ倶楽部
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