THE HORRORSから3年ぶりの新作が到着。プロデューサーにAdeleやCOLDPLAYも手掛けるPaul Epworthを迎えたことで、独特な耽美的なメロウネスもNINE INCHNAILS的なインダストリアルなテイストも内にこもらず、大きなパースペクティヴで鳴っているのが新鮮。エレクトロニック且つ激しい先行トラック「Machine」もあれば、ギターのクリーン・トーンのカッティングがアーバン・ミュージックの要素も感じさせる「Press Enter To Exit」、スタジアムも似合いそうなドラマチックな「It's A Good Life」など、多彩だがメロディの良さとFaris Badwan(Vo)のクールな色気のある声ですべてに芯が通る。BOOMBOOM SATELLITESやD.A.N.、THE NOVEMBERS好きにもオススメしたい作品。
THE NATIONALやARCTIC MONKEYSらを手掛けてきたCraig Silveyを共同プロデューサーに迎え、15ヶ月の期間を掛けて制作された、THE HORRORSの3年ぶりとなる待望の4thアルバム。今作はエレクトロニックな要素と、彼らの持ち味でもあるシューゲーズ・サウンドとを巧みに掛け合わせ、これまでの作品よりも明るくポジティヴなものに昇華させている。Track.1の冒頭ではどこかエスニックな雰囲気も醸し、静かに作品の始まりを告げる。ロンドンにてThurston Moore(SONIC YOUTH)をゲストに迎えてのライヴで初披露したことでも話題となった、7分半を超える大作「I See You」も収録されており、アルバムの中でも大きな存在感を示している。