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Japanese
RADWIMPSや[Alexandros]など、帰国子女のメンバーを擁するバンドは独特の感性を持っていることが多い(もちろんそれだけが理由ではないだろうが)。ロンドンとシカゴで育った経歴を持つYuqi、幼少時代台湾で過ごしたPhantao、9~13歳をアメリカ・ケンタッキー州で過ごしたSatoshiという、帰国子女3人によるヒューマン・エレクトロ・ユニット、UQiYOもまた然り。こんなにも心地よく"非日常"を感じさせてくれるバンドはそういないだろう。水晶のようにキラキラとした音たちが、スピーカーからこぼれ出てきて部屋中に膨らんでゆく。そのまま外へと飛び出し、この音たちは世界に広がっていくのだろう。前作以上に解放感に満ちたUQiYOワールドをご堪能あれ。
都内を中心に活動する3ピース、UQiYOの1stフル・アルバム。映画館や図書館でのライヴ活動や、1枚のCDを自分より南にいる人に手渡していくことで北海道から沖縄を目指す"浮遊する歌"プロジェクトなど、興味深い試みを数多く行っている彼らだが、その活動内容はもちろん、音を聴けば、彼らが音楽の"伝播"していく力を何より信じているのがわかる。音楽的にはMUMなどを思わせる、温かなバンド・アンサンブルと繊細なエレクトロニクスが交じり合ったポスト・ロック~エレクトロニカ・サウンドで、まるで水面に広がる波紋のように、じんわりと聴き手の心や生活の中に伝播し溶け込んでいく魅惑的な音像を聴かせている。音が伝わるのは空気振動のおかげだが、UQiYOはその中に、人と人の心と身体の繋がりを見出している。
2017.06.11 @下北沢LIVEHOLIC
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