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MIGMA SHELTER (16)
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ミミミユが卒業し7人組になったMIGMA SHELTER。彼女たちによる"オズの魔法使い"×"サイケデリック・トランス"の3部作シングルが本作で完結した。「Brave」はバキバキに攻めたパートとじっくり聴かせるパートの緩急が印象的な1曲。オズで"Brave"="勇気"というと臆病なライオンをイメージさせるが、本楽曲はライオンをフィルターとしてMIGMA SHELTER自身のことを歌っているようにも思える。真偽のほどは定かではないが、いろいろと考察できる楽曲には間違いない。「Any Colours」はめまぐるしい展開に合わせて歌唱、ラップ、語りと様々な声の表現が盛り込まれているところが個性的。3部作の完結に相応しく、ドロシーと物語を総括するような歌詞も注目ポイントだ。(宮﨑 大樹)
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新メンバー3名が加入し、さらなる新体制となったMIGMA SHELTERによる"オズの魔法使い"を題材にした3部作シングルの第2弾『OZ two』。壮大でファンタジックな世界観から幕を開ける1曲目の「Be alive」は、主人公のドロシーと、カカシ、ブリキの木こり、ライオンの旅路を想起させる楽曲だ。曲が進行していくにつれて、徐々に雲行きが怪しく不穏になっていく展開は中毒性が高い。2曲目は「A land switched by a witch」。こちらは魔女によって変えられてしまったオズの国に佇むカカシに焦点を当てたと思われる1曲で、ミシェルらしい踊れるサウンドと共に歌詞の言葉遊びも堪能できた。次作でミシェルなりの"オズの魔法使い"がどう完結するのか、期待が高まる。(宮﨑 大樹)
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新メンバーのワニャ+、ユイノンを加えて6人組になった"サイケデリックトランスでアタマぶっ壊れるまで踊る"MIGMA SHELTER。彼女たちの新体制初リリース作品が、"オズの魔法使い"を題材にした3部作シングルの第1弾『OZ one』だ。1曲目は、物語の序章として竜巻や魔女をテーマにした「Tornado」。脳を揺らすサイケデリック・トランスと不穏でとげとげしい空気感の融合がクールで、強風が吹き荒れるようなドロップは作品への没入感を高めている。2曲目の「Emerald」は、オズ王国にたどり着いた主人公のドロシーが仲間と出会いながら向かったエメラルドシティについて楽曲化。3部作全体で今後どのような"ミシェルなりの「オズの魔法使い」"の世界が創造されていくのか、期待が高まる。(宮﨑 大樹)
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サイケデリック・トランスで踊り狂うアイドル・グループ MIGMA SHELTERが、クラウドファンディング目標400パーセント超えとなる約1,200万の支援を経てアルバム『ALICE』を完成させた。本作のコンセプトは"不思議の国のアリス"。過去にも様々なフォーマットで題材とされてきた誰もが知る名作だが、時として狂気を感じさせる"不思議の国のアリス"とサイケデリック・トランスとの掛け合わせは、ある意味で危険なまでの相性の良さを見せている。作品の没入感はものすごく、非現実的な世界、それこそ不思議の国に迷い込んだような感覚に1枚を通して包まれた。アルバム単体として楽しめるのはもちろん、原作のストーリーを頭に入れたうえで少女の物語を辿るのもいいだろう。怪作にして傑作。(宮﨑 大樹)