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"ごめんなんて言葉"というタイトルから、歌謡的なエッセンスを感じる人もいるかもしれないが、今作はひと言では言い表せない。ダイナミックな「Get Up」があったかと思えば、緩さもある「昼過ぎのコーヒー」が現れ、さらには、フォークなのにハードな新感覚の「戦うこと」、和の世界へといざなう「清水の舞台から飛び降りて」、美しいバラードの「7月の雨」......と、様々な楽曲が並んでいるのだ。そんなバラエティに富んだ曲と、色とりどりの物語やメッセージを描く歌詞に筋を通しているのは、ロックからブレない森丘直樹(Gt)のアレンジと、どんな世界観も歌いこなす堂々たる木村涼介の歌声だと思う。8曲という収録曲数を生かした、dpsの8つの顔が見られる1枚。(高橋 美穂)