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Japanese
あどけなさや脆さの中にも静かな意志を感じる女性ヴォーカルが好きな人だけでなく、音楽という物理で穏やかな気持ちになれるこの作品はぜひ試してもらいたいところ。タイトル・チューンのTrack.1はピアノとアコースティック・ギターの素朴さやナマ感と、ぎこちなく動く機械音のコラージュ、クラシカルとエレクトロの融合がユニークな体感を生む。ギター・リフに和のイメージがある「I & you」で少し日常の世界を感じさせつつ、極端に展開のない淡々とした「オフライン」では、自ずと自分に向き合うことに。歌詞の内容は刺さるが、森に光が差してくるような弦とシンセが混ざり合ったサウンドなど、この曲で深呼吸できる人は多いはず。フランス音楽の影響が色濃いメロディや和声をじっくり味わうのもいい。
寂しいとか悲しいを明るい歌で上塗りするんじゃなくて、そのままを認める音楽になりたい
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