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リリィ、さよなら。Related NEWS
リリィ、さよなら。 (11)
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キャリア初のデジタル・バンドル・アルバム。これまでのオリジナル・アルバムの特典などで発表してきた音源に、中国の人気SSW 汪苏泷のカバー曲「in my youth」とバンドでリアレンジした「首すじごしのアイラブユー」の新録を収録している。「in my youth」はヒロキ自身が原曲の歌詞の和訳を再構築しているため、原曲の青春観とリリィ、さよなら。の青春観が溶け合った仕上がりに。繊細なヴォーカルにフィーチャーしたアレンジも優しく響く。飾らない等身大の楽曲が多いことに加え、アマチュア時代の代表曲「流星群の降る丘で」、「ナイト・トレイン」、「約束」も収録されているので、ソングライター/ヴォーカリストとしてはもちろん、いち青年としてのヒロキの成長を深く辿れる作品だ。(沖 さやこ)
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"再生"を掲げた前作『愛する以外になかったからさ』を経て発売される5thオリジナル・アルバムのテーマは"花/花言葉"と"新境地"。7曲中6曲のアレンジを親交の深い同世代のkoma'nが手掛け、統一感を保ちながらも7色の虹のようにバリエーション豊かなラインナップとなった。リリィ節とも言えるピアノとストリングスが効いた切なく壮大なバラード、充実したを描く爽やかなギター・ロック、大人のムード漂うエレクトロ・ファンク、バロック調の崇高なSFナンバー、柔らかいアコースティック・アレンジなど、音色のひとつひとつがソングライター、ヒロキの描く詞世界をポップに鮮やかに描き出す。花開く様子や"目覚め"など、新しい始まりを想起させる晴れやかな作品が完成。(沖 さやこ)
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熊本出身のミュージシャン/ソングライター、ヒロキによるソロ・プロジェクトの2年ぶりとなるオリジナル・アルバム。アルバムのテーマは"再生"。等身大の私小説のような生々しい歌詞が彼の楽曲の特色のひとつだが、今作は彼の環境の変化と気づきが大きく影響し、過去作と比較して格段に成長した彼の姿が投影されている。音楽を続けていくという決意と、これまで支えてくれた人、今も支えてくれる人への感謝の念が込められた、包容力のある作品になった。アレンジャーには以前から彼のサウンドを支えていた池窪浩一に加え、以前から親交の深いkoma'nや山崎あおいなどが参加。特にkoma'nによるギミックとスパイスの効いたアレンジは、リリィ、さよなら。の歪な美しさとの親和性が高い。(沖 さやこ)