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Sunrise In My Attache Case (35)
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初期の活動の集大成となった前作アルバム『Sunrise to Sunset』を経て、まっさらな気持ちで制作に向かったミニ・アルバム。4月に先行配信されたシングル「Tell Me Why」は、そのイントロから新鮮で、骨太なギター・フレーズで爽快に道を切り拓き、馬力のあるバンド感で進んでいく曲となった。この曲をはじめ、ライヴでシンガロングし、高揚感のあるメロディで聴き手の背中を押す曲を中心に収録。つい鼻歌でなぞってしまうメロディで、リズムをとってしまう心地よいビートやエアリーなバンド・アンサンブルでと、彼らならではの肩肘張らない空気を生かした伝え方をしており、最高にフレンドリーだ。海で、日常で、スタジアムで、また夜のクラブでも、それぞれに響くロック・ミュージックとなっている。(吉羽 さおり)
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Red Bull主催のバンド・コンテスト"Red Bull Live on the Road 2016"で優勝したのち、1stシングル『The Wall』をリリースし、サーフ・ロックやルーツ・ロックを飲み込んだ、スケールの大きな瑞々しいサウンドを奏でた4人。今作は、高揚感やアンセム感のあるメロディにさらに磨きがかかっている。このグルーヴに乗ってふと出かけたくなる曲、あるいは自分たちが聴きたい曲といったことが大事にされているのだろう。気張らずに、でもどんなときも寄り添い、想像的な場所へと逃避行させてくれるような曲が並ぶ。爽やかにかき鳴らされるアコースティック・ギターを基調にしつつも、シンガロングやグッとくるハーモニーが効いているのは、メロディックやメタル・バンドの経験もあるメンバーゆえか。(吉羽 さおり)
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"翼を授ける"のキャッチコピーでお馴染みのエナジー・ドリンク、Red Bullが主催するバンド・コンテスト"Red Bull Live on the Road 2016"でグランプリに輝いた4人組によるニュー・シングルは、アコースティック・サウンドの質感を大事にしながら、それぞれに異なる魅力を持った3曲を収録。全員でシンガロングするコーラスとダンダンダンという力強いリズムがMUMFORD & SONS以降のネオ・フォークを思わせるTrack.1「Higher」、アーバンなセンスも感じさせるTrack.2「Flight」、ピアノの音色をフィーチャーしたバラードのTrack.3「The Wall」という3曲からは、サーフ・ロックを掲げながら、彼らがそのひと言には収まりきらないポップ・ソングの作り手であることが窺える。他の曲も聴いてみたい。(山口 智男)