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BACK LIFT (99)
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今年、結成10周年を迎え、メジャー・デビューを果たした名古屋の3人組が、3年ぶりにフル・アルバムをリリースする。2ビートのメロコア、スカ・パンクを基本路線に、日本語と英語の歌詞を使い分けながら、基本路線だけに留まらない枝葉を広げていったBACK LIFTサウンドを網羅した全14曲。メジャーからの1作目のフル・アルバムということで、BACK LIFTの集大成と言うこともできるが、タイトルに掲げているようにメンバーたちは、様々な挑戦が今後の成長に繋がる"種まき"になると考えているようだ。改めて、いいメロディを書けるバンドであることをアピールしたうえで、コアなことからポップなことまで、新しいことに取り組んだ今回の経験が、今後どんなふうに生かされるか楽しみだ。(山口 智男)
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東海地方で今、最も勢いがあると言われる名古屋の3ピース・ロック・バンド、BACK LIFTが結成10周年を迎える節目にメジャー・デビュー。リリース第1弾となるこのミニ・アルバムには、メロディック・パンクをベースにしたスピーディなロック・サウンドとポジティヴな歌詞を、バンドの背骨としている彼らが持つ幅広い魅力をアピールする5曲が収録されている。ストレートな高速のメロコア・ナンバー「Don't worry be alright」(Track.2)から一転、変化球のスカ・パンク・ナンバー「Bitter」(Track.3)、ヘヴィなスカコア・ナンバー「You're A Fool」(Track.4)では90'sのミクスチャーの影響が窺える。その2曲で聴かせる、うねるような演奏も聴きどころ。原点回帰と新たな挑戦の両方を同時に楽しめる充実の1枚だ。(山口 智男)
10年にわたって丹念に磨き上げてきた、強靭で、エネルギッシュな歌とサウンドを引っ提げて、このミニ・アルバム『BLANKS』でメジャー・デビューを果たす、名古屋発の3ピース BACK LIFT。収録曲5曲は、いずれも抜群にキャッチーだ。陽性のメロディ、高揚感のあるコーラスやシンガロング、ソリッドなアンサンブルで90'sメロコアや、哀愁感のあるスカやレゲエ調のエッセンスなども織り交ぜた疾走感のあるサウンドを奏で、どこから切ってもフレンドリーな曲に仕上がっている。エッジーなギターのカッティングを聴くだけで気分が上がったり、スピーディな2ビートに鼓舞されたり、メロディアスな歌になぐさめられたり。大げさなものではないけれど、いつでもポケットに忍ばせておきたいビタミン剤的な作品だ。(吉羽 さおり)