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Japanese
前衛的で、方向性を間違ったピュアで熱い思いが迸る、バスク地方のスポーツの勢いをテーマにした楽曲で世に打って出る4人組インストゥルメンタル・バンド。彼らの初の全国流通盤『運動と食卓』は、YESを筆頭とする70年代~80年代のプログレッシヴ・ロックを2010年代の日本仕様にアップデートしたサウンドが基調となる。バキバキにキマったフューチャリスティックなサイケ感を漂わす「Txoko」はまさに挨拶代わりの1曲で、アヴァンギャルドなMVと共に彼らの精神性を垣間見ることができる。今作で最大の聴きどころは、複数の楽章に分かれた「Sagardotegiak」で、過去のプログレッシヴ・ロックの名曲群に勝るとも劣らない出色の出来だ。美術大学出身だからこそとも言えるが、アートに対するきちんとした視座を持ち合わせているという点は、今後このバンドにとって重要な核となるはずだ。
祝祭系エンジョイ・サウンドの真髄―― 4人の若き芸術家によるプログレッシヴな所信表明
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