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Japanese
トライアンパサンディはもともとキャリアを重ねたメンバーで結成されているだけあって、これまでの作品はきれいに"デジタル×ロック"を遂行していたように思う。だが今作は音楽を愛する心が爆発する、ティーンネイジャーさながらのフレッシュな空気がとめどなく湧き出るようだ。各楽器の肉感と遊び心のあるアイディア満載のシーケンスや打ち込みの音色が化学反応を起こし、そのテクニカルなサウンドを統率するのがG-YUNcoSANDYの歌である。過去最高に堂々と感情的に歌う彼女の歌がサウンドともよく調和することで、より一層バンドのグルーヴが生まれている。これまでにはなかったシンプルなバンド・サウンドやポスト・ロック風のリズムを取り入れたものなど、バンドのやりたいことやメンバーの感情に忠実な楽曲が揃った。
ベーシストのRyo-Heyがサウンド・アレンジャーに転身し、新メンバーのMASAMUが加入したばかりのトライアンパサンディが、初作品から約1年4ヶ月振りの新作をリリース。前作で示した電子音×生楽器がせめぎ合うサウンドスケープは更にシンクロ率を上げ、G-YUNcoSUNDYの描く景色はより喜怒哀楽が豊かになった。ヴォーカルをバック・アップする許容力のあるアンサンブル――この進化は、初期衝動が詰まった前作からの1年4ヶ月間で、バンドとしての結束を強めたことを如実に投影していると言っていい。Track.4はまさしくバンドの結成から現在までの喜びを描いたもので、その真摯で遊び心溢れる純粋な音色に胸を打たれた。バンド初の全国ツアーも8月からスタート。トラパの快進撃はここからだ。
元GOLLBETTYのG-YUNcoSANDY率いる紅一点ロック・バンド、トライアンパサンディ。昨年12月に開催された下北沢SHELTERでの初ワンマンも大盛況だった彼女たちのデビュー作が完成した。バンド名は▲+&(トライアングル+アンパサンド)=I&YOU&MUSICなど“素敵な三角関係”という意味がこめられているとのことで、このアルバムもその名にふさわしいキャッチーでパワフルなグッド・ミュージックの結晶体。ポップ・ロックをベースにデジタル・サウンドやシンセが散りばめられたアンサンブルは遊び心に溢れており、曲によって様々な表情を見せるG-YUNcoSANDYの歌声は泳ぐようにメロディを辿る。思いのままに解き放たれてゆく5人の音色は実に痛快だ。
面白いもの、いいもの、素直なもの、偏屈なもの、それぞれを作ることができた
"最初はみんなひとりだけど、この入り口で集結するんだよ" そういう意味が込められています
自分が音楽をやる意味をトライアンパサンディでも固めたかったし、固められた
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