JavaScript を有効にしてご利用下さい.
Japanese
今回の1曲入りシングル『異』は、TOWER RECORDS渋谷・新宿、オンライン限定リリースでのアイテムとなるが、この1曲の中に、dummy-xDというバンド、そしてアンクー(Vo/Gt)の音楽的な原点や表現することのルーツが詰まっている。80年代ポストパンク/ニュー・ウェイヴ的なひりひりに乾いたソリッドなアンサンブルにのせて、繊細なヴォーカルで声の限りに叫びをあげて歌うのは、異なるものへの衝動であり、憧れであり、一方で畏れも滲ませるような複雑な心境であり、自分への戒めでもある。人とは違った存在でいたい、というと単なる承認欲求にも聞こえるし、音には沸々とした怒りも感じるけれど、彼の原点にあるのは自分が変われば世界も面白くなるという思い。その肯定感と殺気立ったとのせめぎ合いが面白い。
2014年は自主企画をマンスリーで開催し、全国流通音源もリリースするなど活動を広げる4ピース・ポスト・ロック・バンド、dummy-xDの2曲入り新作EP。Track.1「analogic」は展開とともに姿を変えていくシンボリックなギター・リフがドラマティックな、ソリッド且つメランコリックな楽曲。Track.2「1,2,3」は睡眠をテーマにした歌詞にエレクトロニカ色の強いアンサンブルを生音で表現するミディアム・ナンバー。2曲とも中性的なヴォーカルが悲痛に響くが、楽曲を司るすべてが美に昇華されている。ミックスはTHE NOVEMBERSやART-SCHOOLなどを手掛ける岩田純也。奥行きのあるクリアな音質で、dummy-xDのサウンドの可能性をそれぞれで二極に広げている。
クールなポスト・パンクで鳴らす、異なる世界
日々の中でできた音をパズルのように引っ張って、合体させたら曲になる
ポスト・ロック・シーンの異端児dummy-xDが来年1月の下北沢CLUB Queワンマン・ライヴに向けて開催するマンスリー企画ライヴの全貌に迫る
Show More
Skream! 2024年09月号
SPRISEによる幸福論
the paddles柄須賀皇司の“おかんの口から生まれました”
ネクライトーキーのぐだぐだ毎日
ビレッジマンズストア 水野ギイの“家、帰っていいですか?”
Laughing Hick ホリウチコウタの能ある君は僕を隠す
Lucky Kilimanjaro maotakiの"一食入魂"
Academic BANANA 齋藤知輝の"大切なことはすべてラブソングが教えてくれた。"
フィルフリーク 広瀬とうきの 『サウナフリーク』
月蝕會議エンドウ.の"月蝕會議室24時"
"SPARK!!SOUND!!SHOW!! チヨの部屋"
GANG PARADE ユメノユアの"ROCK ON!#YuaPlaying"
挫・人間 下川リヲの“モノホンプレーヤーになれねえ”
cinema staff 「萌えもemo」
フクザワさんによるあの曲のイメージイラスト