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Japanese
アルバムのオープニングは、パワフルでいて洒脱な杉浦琢雄(東京60WATTS)のピアノで幕を開ける「Headway」。柴山一幸の歌とともに、グルーヴィなバンド・アンサンブルがスタートし、眠りについていた物語が目覚めたように動き出し始める。ぶるっとエンジンがかかって、世界がポップに色づき始めるような感覚が味わえるアルバムだ。ゼロからイチを生みだす作業が楽しいと語る、その柴山の頭の中に詰まっているポップ・ワールド、懐かしくも奇想天外な世界観を立体的に仕立て上げたのは、昔からの仲間であるミュージシャンたち。そして、音楽家として互いのツボをくすぐり、刺激し合いながらバンドとしてサウンドを練り上げていくダイナミズムや迫力も、曲のアクセントになった。無邪気さと円熟味があわさったポップ・アルバム。
青臭い衝動感と成熟したポップスとの幸福な出会い
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