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昨年6月のライヴを最後に活動停止していたSpangle call Lilli lineがついに始動。待望の新作は新曲4+リミックス3の構成からなるミニ・アルバム。新曲にフォーカスすると、疾走感あるビートにエモーショナルなギター・サウンドでロック・バンド然としたアンサンブルが基調となっているが、透明感ある大坪加奈のヴォーカルがすべてを中和するように漂う。シューゲイザーからスウェデッシュ・ポップ、美エモからポスト・ロックとあらゆるジャンルを想起させるが、どの枠にも収まらない個性的な浮遊感/オリジナリティが素晴らしい。対してリミックスをみると、相対性理論の永井聖一、やけのはら、石橋英子と豪華なリミキサー陣で、こちらも3者3様の個性が。とりわけ日常音を活かした石橋英子のリミックス「Roam In Octave」が秀逸。(伊藤 洋輔)
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Spangle call Lili line シングル『dreamer』に続き、通算8枚目と鳴るニュー・アルバム。6 月にリリースされる次作『Forest』透明感のある大坪加奈のヴォーカルと、流麗なメロディ、しっかりとしたバンド・アンサンブルが心地よいポップ・ミュージック。全て日本語詞でありながら、日本的ではないメロディ・ラインや音作りに、スウェディッシュ・バンドや80 年代ネオアコ・バンドの影響が見え隠れする。このアルバムでは、プロデューサーに益子樹を起用。細やかで空間的な音作りと彼らの音楽性の相性も抜群で、最初から最後までサラリと聴かせてしまう職人技と瑞々しさが融合したポップ・アルバム。(佐々木 健治)
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透明感のある大坪加奈のヴォーカルと、浮遊感のあるクリアなギターと柔らかいシンセ音。繊細でありながら、大胆なフレーズを刻むリズム隊。結成12年目を迎えるSpangle Call Lilli Lineの久しぶりのシングル・リリースは、相対性理論のギタリスト、永井聖一プロデュースによる「Dreamer ver.1」と吉田仁のミックスによるさらにグルーヴ感を強調した別ヴァージョン。Spangle Call Lilli Lineのデビュー・シングル「nano」の川辺ヒロシによるリミックスと「nano」のピアノ・ヴァージョンという変則的な4曲。どの曲も、バンドが持つクリアで美しい音像が持つ個性がよく引き出されたポップな仕上がり。どこか、スウェディッシュ・バンドのような空気を感じさせてくれる。(佐々木 健治)