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THE QEMISTS (23)
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今年2月にアルバム『Warrior Sound』をリリースし、日本でヘッドライン・ツアーを敢行したイギリス・ブライトン出身のTHE QEMISTS。このニューEPはアルバムの延長線上にある作品で、バキバキにラウドなビートで攻め立てる「Stepping Stones」に始まり、共にツアーを回ったKORNのカバー曲「Blind」やリミックスなど全6曲を収録。インダストリアルでブルータルなビートを軸に、ノイジーなエレクトロ・サウンドが展開する1枚だ。アッパーな攻撃性はもちろん、KORNの持つ陰鬱とした、地の底から揺るがすパワーをTHE QEMISTSとして表現した「Blind」での、殺伐としたムードがハマッている。個人的にはこのダークネスや、彼らならではのひんやりとした鋭さをさらにエレガントに突き詰めてほしいところがある。そして、その気配も感じるEPでもある。(吉羽 さおり)
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2009年にデビューするやいなや、THE PRODIGY直系の大型新人として脚光を浴びたイギリスはブライトン出身のダンス・ロック・アクト、THE QEMISTS。その彼らがライヴ・メンバーだったMCとヴォーカリストを正式メンバーに迎え、前作から6年ぶりにアルバムをリリース。ミクスチャー・ロックをベースにドラムンベースなど、最新のダンス・ミュージックにアプローチしながら、彼らが作り出してきた暴れることもできるダンス・ロック・サウンドにEDM由来の高速ビートを取り入れ、さらに進化を遂げている。映画"ターミネーター:新起動/ジェニシス"のワールドワイド版トレーラーに使われた「Run You」に加え、2013年にシングルとしてリリースした「No More」も収録。6年待った甲斐があると言える充実作だ。(山口 智男)
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ここ数年の新人バンド中で、一番といっていいほどの衝撃を与えてくれたのはこのバンドだった。イギリス出身の3人組、THE QEMISTS。ドラムンベースを基調に、ダブ/レゲエなどの要素を加えつつ、ロックバンドらしい生々しさをそこかしこに漂わせている。音数が多く、全体的にハードなので、ガツンとしたラウドロックが好きな人にはもちろん、近年のラウドロックが好きでなくても、RAGE AGAINST THE MACHINEやASIAN DUB FOUNDATIONは好き!というインディーロックリスナーにも間違いなく受け入れられる力のある作品。オリジナルのヴォーカルメンバーはおらず、多数のゲストヴォーカルを迎えているが、特に元FAITH NO MOREのMike Pattonが参加した『Lost Weekend』、Wileyが参加した「Dem Na Like Me」はずば抜けて完成度が高い。()