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LIVE REPORT
Overseas
FRIENDLY FIRES|SUMMER SONIC 2011
Skream! マガジン 2011年09月号掲載
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2011.08.14 @QVCマリンフィールド&幕張メッセ
Writer 杉浦 薫
08年『Friendly Fires』でデビューしたロック・バンドFRIENDLY FIRES。80年代のNEW WAVEやPOPSの要素を取り入れた、ダンサブルかつドリーミングなサウンドで、当時は、たくさんのDJやリスナーがベスト・アルバムに選出し、特に「Paris」や「Jump In The Pool」や「Lovesick」は、ロック・パーティーのピーク・タイム・アンセムとして大活躍した。今年リリースしたセカンド・アルバム『Pala』では、ヴォーカルの感情表現が格段に成長し、更に熟練されたサウンド・プロダクションで我々を唸らせてくれた。
ライヴ直前には、『Pala』のジャケットになっている青い鳥が羽ばたく映像が映し出された。そしてメンバーが登場し、アップ・テンポなナンバー「Lovesick」からスタート。Ed Mac(Vo&Ba)はまだ1曲目にも関わらずステージから降りてフロアを扇動していく。そして「Jump In The Pool」では、その透明感のあるサウンドと、タイトでエネルギッシュなJack Savidgeのドラミングがいい化学反応を起こし、素晴らしいリズムに早くも恍惚としてしまった。「On Board」ではミニマルな前半からホーン・セクションとギターが入る後半への爆発力が半端なく、そこから新作のオープニング曲である「Live Those Days Tonight」は、今日の演奏の中でも一際くっきりと印象に残った場面だ。そこから、エモーショナルで浮遊感のある「Skelton Boy」から「Hurting」まで、全身に鳥肌が立ったまま、手を挙げながら踊り狂ってしまった。「Pull Me Back To Earth」では、Edが独特のクネクネとしたダンスを披露してくれる。そして「Hawaiian Air」ではEdd Gibson(Gt)がマラカスの柄を使ったスライド・ギターを披露。一気に心拍数がアップし、そこからの「Paris」は、もうお見事としか!!!もちろん、メンバーもフロアも大爆発だ。ラストに「Kiss Of Life」を持ってきたのもニク過ぎる。
圧倒的なポップネスと、あまりに卓越したリズム感覚で、MOUNTAIN STAGEを完璧なまでのダンス・フロアに仕立て上げたFRIENDLY FIRESは、今年12月に早くも単独公演が決定している。この日のライヴを見れなかった貴方は、絶対に見に行くべきですよ!
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