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LIVE REPORT

Overseas

THE ANSWERING MACHINE -BRITISH ANTHEMS-

2009.12.06 @新木場STUDIO COAST

Writer 佐々木 健治

マンチェスター出身の四人組ロック・バンドTHE ANSWERING MACHINE。まだアルバム・デビューを果たしたばかりながら、既に地元では人気を博しているというが、事前の情報はほとんどないままの来日となった今回のBIRITISH ANTHEMS。

2008年のBrigade、前回のThe Xcertsに続いて、新人オーディションという形で選ばれたのがこのTHE ANSWERING MACHINEなので、情報がある方がおかしいけど、こういう形で新たな才能を発掘しようとする人々の熱意にも頭が下がる。 さて、そうして当日のライヴ。最初の登場ということもあって、フロアは少し余裕があった。

イギリスの新人ギター・ロック・バンド=下手というイメージを勝手にもっていた(期待して行ったら、予想を遥かに凌ぐほどに下手くそで腰を抜かすようなライヴもたくさん目にしてきたから。)のだが、このTHE ANSWERING MACHINEの演奏は予想以上にしっかりとしていて、エッジや勢いだけで駆け抜けるというようなものではない。
脈々と続くUKギター・ロック、パンクのそれなのだが、初めて観てもその音で観客をひきつけることができるハイ・レベルなものだった。
ツインギターながら、冗長になることもなく、常にシャープに転がっていく楽曲。初期パンクの性急さも、00年代のBLOCK PARTYやTHE SUNSHINE UNDERGROUNDのようなエッジの効いたビートを感じさせる力強い演奏。
ヴォーカル・ギターのMartinは、ギターを高い位置で持って弾きながら、パンキッシュなヴォカルを魅せる。メロディにもしっかりとフックがあり、フロアのお客さんも前方へと集まっていく。ほとんど誰も知らない状態ながらも、最後までだれることなく会場を盛り上げてステージを去っていった。

素直に期待以上で、これからこのバンドがどう進んでいくのかが楽しみになるライヴだった。

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