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Japanese
"蒐集行脚" 5月27日(金)大阪 森ノ宮ピロティホール OPEN 18:00 / START 19:00
日食なつこの作品は聴くたびにピアノがどれだけ楽しい楽器なのかを思い出させてくれる。約1年ぶりのリリースとなる4thミニ・アルバム『逆鱗マニア』もその感じは同様だ。初のセルフ・プロデュースとなる今作は、ジャズ、ファンク、ソウル、ロックなどジャンルの壁をぶっ壊し、ひとつとして似ていない楽曲を、感情をえぐるような歌声で一本筋を通したかのような1枚。唯一フル・バンドで収録されたというキレて大泣きしたかのようなTrack.1、マーチングがなぜか不安感を誘うTrack.2、EDMをベースにしたTrack.3、ブラス・バンドを起用し新しいイメージを植えつけられたTrack.4、"はないちもんめ"をモチーフにした身の毛がよだつTrack.7など、新たな音像を切り拓いた8つの表現が収録されている。
彼女が17歳のころ"日食なつこ"として活動をスタート。あれから7年の時を経て、生楽器に徹底的にこだわり抜いた渾身の1stフル・アルバムをリリース。わがままの限りを尽くして濃密な存在感をこの作品に持たせたいという目的からクラウドファンディング・プロジェクトを実施したことで話題になっていたが、それよりも収録されている楽曲に注目して欲しい。予想をはるかに超え、密度の濃さが際立っている今作は、新旧の名作といくつかの新曲を収録したベスト的な1枚。立ち向かう勇気や、逃げ出してしまう人間の生々しさをピアノの力強さや繊細な音色に文学的な言葉を乗せて綴っている。ピアノに近づく足音、鍵盤を叩く音、息遣い。その質感は手に取るように聴こえてくる。すぐ隣で歌っているかのような、湿度ある豊潤な作品をぜひヘッドフォンで。
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