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INTERVIEW

Japanese

戌亥とこ(Nornis)

 

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Member:戌亥 とこ

Interviewer:高橋 美穂

-では、さっそく1曲ずつお話を聞いていきたいと思います。先ほど話題に上った「テレスコープ」ですが、これはOSTER projectさんの作詞作曲です。どんなリクエストをしたんでしょうか?

OSTERさんに関しては、完全にお任せみたいな感じでした。作品のコンセプト......夜空とかっていうところだけはお伝えしていたんですが、いただいた時点で、歌詞の世界観が本当にすごいな! って。OSTERさんの特色を盛り込んだ素敵な楽曲ですけど、特に歌詞が印象的でしたね。

-この楽曲、"カフェ×宇宙"っていうすごい掛け算が成立していますよね。

そうですよね。

-特に歌詞の、どのフレーズがお気に入りですか?

違和感はないけど、普通の会話では使わないような表現がすごくたくさん盛り込んであって。全体を通して好きなんですけど、"角砂糖とティースプーンで作った銀河"は個人的にキュンとしました。宇宙とカフェっていうテーマがどうやって組み合わさるのか考えたときに、カップの中に宇宙を入れちゃうのか! っていう(笑)。カップって小さいじゃないですか。それと宇宙の対比も素敵だなって思いますね。

-歌うときに考えたことってありますか?

歌っていて気持ちがいい楽曲で、収録自体もスムーズでしたし、正直苦労したところはそんなにないですね。ただただ、歌ってて楽しかったです。

-かと思えば、次の「六道伍感さんぽ」はまったく違った雰囲気の楽曲で。

そうですよね(笑)。

-この楽曲の作詞作曲のmajikoさんは、以前も戌亥さんのオリジナル楽曲「地獄屋八丁荒らし」を制作されていますが、「六道伍感さんぽ」に関してはどんなやり取りがあったんですか?

「地獄屋八丁荒らし」はロックでダークなイメージだったので、ガラッと雰囲気を変えて、ゆったり聴ける楽曲にしたいというお話はしていて。そうしたら、"さんぽ"っていうゆったりにはぴったりのテーマで来て。

-"さんぽ"でゆったりなんですけど、やっぱり歌詞には地獄が見えるっていう(笑)。

そうなんですよ(笑)。"業火の光 ぱちぱち キレイ"みたいな、やっぱ地獄なんだって(笑)。そういうところも面白いですよね。

-これはmajikoさん節なのか、majikoさんから見た戌亥さんのイメージや歌ってほしいことなのか、どうなんでしょうね。

どっちもなんだと思います(笑)。「地獄屋八丁荒らし」のときも、majikoさんなりに私を見てくれて、感じた部分を歌詞に盛り込んでくれていたので、たぶん今回もそうなんだろうなって。

-曲調が変わっても地獄は地獄っていう(笑)。やっぱり、歌っていて楽しいですか?

楽しいし、配信を観ていてくれる人も、私らしさがあっていい、インパクトがあるって思ってくれているので。やっぱり、思い入れがある楽曲にはなりますね。

-で、また「Twilight Road」でガラッと雰囲気が変わります。全曲違うクリエイターさんの作詞作曲というところも大きいと思うんですが、それも今作のテーマだったんですか?

そうですね。もともと、全曲を別々の方に書いていただこうと思っていました。5曲の中でどれだけ変化を感じてもらえるか、っていうところも考えていたので。

-「Twilight Road」はポリスピカデリーさんの作詞作曲です。これは、楽曲を受け取ってどのように思われましたか?

デモを受け取った段階で、心地いい風でカーテンが揺らいでいるイメージが思い浮かんで。その気持ち良さを崩さないように、力まずにリラックスして歌うように心掛けていました。

-楽曲を聴いて画をイメージすることは多いんですか?

全部に対してではないですけど、これは自然と浮かんできましたね。

-それはクリエイターさんと擦り合わせたわけではなく、戌亥さんが自由に受け取ったイメージを楽曲に落とし込んでいくというか?

そうですね。

-デモに忠実に歌うだけではないわけで、戌亥さんのイメージや感情が重要なんですね。

たしかにそうですね。この楽曲に関しては、歌詞をひとつひとつはっきり歌うというよりかは、あえて音楽の中に溶け込ませるうようにふんわり歌いたかったので。