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INTERVIEW

Japanese

Leo-Wonder

 

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Member:anne nene rin

Interviewer:宮﨑 大樹

-ではここから各曲について。「journey」は、オケだけ聴くと完全にバンドの曲なんですよね。バンドのグルーヴ感と3人の歌声が合わさることで、バンドとアイドルが絶妙にミックスされた曲になっていると感じました。

nene:「journey」は、お披露目ライヴ(Leo-Wonder first flag "alive alive alive")のときも、4月のバンド編成ライヴのときも、1曲目でやったし、始まりの曲なんです。対バン・ライヴでも前後の出演者を見て曲順を考えるんですけど、"ここは「journey」だろ"みたいな。「journey」をどこに入れるかで、会場の反応とかも想像できる強力な曲なんですよ。2期の代表曲。全部リード曲なんですけど、リードリード曲です(笑)!

rin:エンジンだよね。自分たちにとっての。

anne:勝負曲です。

nene:うん。対バン・ライヴでも、Leo-Wonderのことを知らない人との一体感がすぐに生まれる曲。ロックが好きな人だったら、私たちが初めて聴いたときのように"これだ!"と思うようなポイントがいっぱい詰まっています。

-1サビ後にテンポ・チェンジするところが、特にカッコいいです。

rin:カッコいいですよね! 今のライヴでやってる音源とは違うんです。リリースされるものは、もっとカッコ良くなっていて。佐々木さんのギターなので、全然違うんですよ。聴きどころは歌だけじゃないです!

-歌詞はどんな印象ですか? この活動でいろんな刺激を受けていってほしいという、みなさんへの願いが込められているような気がしました。

nene:"journey"は"旅"という意味ですけど、3人がそれぞれ集まってきて、一緒になって走り出す、駆け抜けるみたいな。これからの未来に向かって歌っていくイメージです。

-MVも撮ったんですよね。映像はもう観たんですか?

anne:まだです。

nene:クラウドファンディングをやったんですけど、参加してくださった方に向けて先行視聴会(※7月11日開催。取材は6月末に実施)があるんです。それまでは私たちも観られないんですよ。なので、まだ完成形がわからない。

-え! そうなんですか。じゃあ"ここが観どころです"とかはまだ言えないんですね。

rin:そうなんです。ドキドキ。

-どんな撮影だったんですか?

anne:衣装は3種類で撮っています。初期衣装、新衣装、それぞれの世界観、みたいな。

nene:それぞれの場所で撮った、それぞれのものがあるんです!

anne:私は、ちょっとミュージカルっぽいような場面をMVで作ってもらえて、そのセットとかもすごくかわいかったんです。お気に入りですね。

rin:それぞれの世界観の衣装は、3人並んだときに"なんだろうこの集合体?"ってくらい違います(笑)。

齊藤:"アリス感"に気づいてもらえるといいなぁ。

-続いて2曲目が「world dive」です。縦ノリで飛び跳ねたくなる、ライヴで間違いなく盛り上がる1曲ですね。

rin:ライヴではまさにそういう感じです! "騒げー!"みたいな。

anne:最初はこういう曲を聴いたことがなかったから、"これはどういう曲なんだろう"と思ってたんです。「アルゴリズム」系のきれいな曲は掴めたんですけど、この曲はなかなか掴めなくて。でも、今回レコーディングしてみて、めちゃくちゃカッコいい音源ができて、さらに好きになりました。

-"きっとこれがレオワールド"と歌うくらいなので"ザLeo-Wonder"な曲ということになるんでしょうか?

nene:最後の歌割では"もっと感情のままダイブ"がrinで、"ずっと干渉させずライブ"が私で、"さっと越えていくライン"がanneなんですけど、これは私たちの人生に齊藤さんが当ててくれた言葉なんです。Leo-Wonderを通してやっていくことが、この歌詞にはあるのかなと思います。そして最後は3人で"きっとこれがレオワールド"って。

anne:ライヴでやると"飛んでこうぜ"が"飛んでこうぜぇーぃ!"みたいな感じで。ライヴ感ってこういうことなんだなぁと思いました。

rin:そっか。そもそもライヴ感を知らなかったんだもんね。

anne:楽譜通りに歌うことが大前提だったので。音をあえて外すというか、"ぜぇーい!"みたいな。そういうそういうライヴ独特の歌い方、文化に触れてすごく面白い曲だなと思いました。

-そして3曲目が「アルゴリズム」の再録です。

anne:「アルゴリズム」は、私が最初に聴いていいなと思った曲なので、私にとってもすごく大事な曲です。これがないと始まらなかった。Leo-Wonderに入りたいと思ったきっかけのひとつなので、自分の声が音源になって感動しましたね。

-今回、なぜ再録することになったと思いますか?

rin:最初に出たものは最初に出たもの、そのときの良かったもので。あんまり比べたくはないですけど、自分たちが作り上げる「アルゴリズム」というものを見せたかったのかな......? やっぱり外せないとは思います。2期になってからのこの2曲と、プラスで入れるなら「アルゴリズム」は外せない。

-この曲がないとLeo-Wonderとして始まらないというか、文脈が成り立たないというか。

nene:1期と2期を紡ぐじゃないですけど、そういう大事な曲だと感じてます。

rin:1期の表題曲だと思うし、2期の表題曲というか。

-比べる、比べないの話もありましたが、第1期のサウンドよりもパワーアップしてますよね? 曲のポテンシャルがさらに引き出されたような。

nene:私たちもそうだし、人間は未来に向かって進化していくじゃないですか? そういう意味で、ずっと成長してる曲だと思っていて。1期のときの音と、2期のときのオケの音が変わるのと一緒で、ライヴでもずっと成長し続ける曲だから、ずっと引き継いで歌いたい曲です。今回はリリースということで、レコーディングしてひとつの作品になったんですけど、そこでもう終わりじゃないというか、そこからもまた成長するから、そこもちゃんと取りこぼさず聴いてほしいです。

-最後に、今後Leo-Wonderとして目標としていること、目指している場所はありますか?

nene:私は「アルゴリズム」の歌詞に"真夏の星座"という言葉が出てくるので、夜のフェスに出たいなと思います。"みんなで武道館!"とかそういう話ではなくて、この曲はどこに合いそうだな、とかの話は最近すごくしますね。

rin:Leo-Wonderは、野外がすごく似合うと思っていて。情勢的に声とかはそんなに出せないけど、これ外でやったら絶対に楽しいよね、というのものがめちゃくちゃあるんです。"ロッキン"(ROCK IN JAPAN FESTIVAL)とか、大きいフェスに出たいですね。

anne:アイドルに興味ない人だったんですけど、誰よりも勉強してるかもしれないので(笑)、共演したいアイドルさんがたくさんいます。それと、Leo-Wonderの曲が好きで、私たちのことも好きな人がたくさん集まって、その輪がどんどん広がっていったらすごく嬉しいことだと思いますね。amiinAさんとか、デスラビ(DESURABBITS)さんのラスト・ライヴを観たんですけど、愛しかない空間だったじゃないですか? だからそういうライヴ、Leo-Wonderへの愛しかない空間を作りたいですね。

rin:場所を目指すというか、そういう感じだね。