Japanese
めろん畑a go go × The Grateful a MogAAAz
めろん畑a go go:中村ソゼ 琉陀瓶ルン ルカタマ 崎村ゆふぃ
The Grateful a MogAAAz:知世千世 想都ぱら やわらぎめんま あみの ころみ
めろん畑a go go/The Grateful a MogAAAzプロデューサー:木下 盛隆
インタビュアー:宮﨑 大樹 Photo by うつみさな
めろん畑a go goがZeppに立ったという事実が、アイドルという存在自体を盛り上げることになれば(ソゼ)
-いい距離感ということですね。逆に、めろん畑a go goから見たThe Grateful a MogAAAzの印象はどうですか?
ルカタマ:かわいいし、カッコいいし、優しいし、みたいな。8人のバランスがいいなって思います。アイドルとして活動してきている人も多いから各々でスキルがありますし、これは最強なのではって。めろんよりやれることの自由度が高いと思う。
ころみ:たしかに自由度はすごいです。他の活動も許してくれるし。
ゆふぃ:でも木下さんは急に言っていることが変わるから気をつけて(笑)。
ルン:今までは木下さんの"いきなり"を4人で受け止めていたけど、一気に8人増えたからそっちに気を取られたのか、私たちがのびのびとできてます(笑)
-(笑)ソゼさんから見たThe Grateful a MogAAAzはどうですか?
ソゼ:めろんの4人は近づくなオーラを出していると思うんですけど、あみの ころみちゃんを見たときに、"こういう人がめろん畑a go goにいたらもうちょっと違ったんだろうな"と思いました。
ゆふぃ:うん、社交性で言うとモガーズは最強な気がする。
-プロデューサーである木下さんは、そういうキャラクター性みたいなものを意図的に分けたんですか?
木下:(めろん畑a go goとThe Grateful a MogAAAzでは)曲調が違うじゃないですか? もしこの4人(The Grateful a MogAAAz)がSFホラーみたいな曲を歌っていたなら、歌っているうちに暗くなっていくんじゃないかなと。
-曲が人を育てていく。
木下:だと思うんですよ。映画とかもそうなんですけど、映画に役者が育てられるっていうか。これはオーディションを受けてくれた人全員に言うんですけど、ヒュー・ジャックマンは"X-MEN"なんて本当は好きじゃないと思うんです。でも"「X-MEN」になるんだ"って思って、そこでなりきれるからカッコいい。つまり(The Grateful a MogAAAzは)曲が明るかったんじゃないですかね。
ゆふぃ:じゃあ曲が私たちを暗くしたんですか?
一同:(笑)
ルン:たしかに(めろん畑a go goに)入ったときはみんな明るかった気がします(笑)。
木下:ニュー・シネマとかB級シネマが好きだったので、そういう感じをめろんには求めました。タマちゃんのソロ・ステージを観たときも、なんてニュー・シネマに出てきそうなんだって思いましたし、ゆふぃちゃんもすごかったんですよ。歌の上手い下手とか、踊りがいいとか悪いとか、そんなのはどうにでもなる、最初に持っているオーラが大事。
-めろん畑a go goでニュー・シネマとかB級シネマみたいな音楽を目指したという話がありましたが、そういう点でThe Grateful a MogAAAzはどういう方向を見ているのでしょうか?
木下:見てわかる通り、"煌びやかなめろん"ですよね。衣装がめろんですもん。新しいユニット名を考えていたときも"めろん畑a go go ヒビキ"とか"めろん畑a go go Z"みたいな――
-系譜というか。
木下:それしかできないわけですよ。いろんな人に"どう違うの?"と聞かれるんですけど、例えばウルトラマンに興味がない人にはウルトラマンとウルトラマンタイガの違いってわからないと思うんです。興味のある人がその中のちょっとした変化を楽しんでいくっていう方向で作ったんですよね。
-さて、10月17日にはZepp DiverCity(TOKYO)で"めろん畑a go goワンマン SICKxIDOLSxSICK-FinalGame- ~終わりと始まりの物語~"が開催されます。The Grateful a MogAAAzとしてもオープニング・アクトで出演しますが、これがデビュー・ライヴになりますよね。
千世:モガーズは、めろんがやってきたいろんなことを飛び越えて、レーベルメイトだからZeppに立たせてもらう感じに映っているかなと思っていて。もちろんその通りだし、モガーズがいきなり出てきたので、異分子というか違和感のある人もいるんだろうなと。ただ、私は今までやってきたことを全部出したいという気持ちしかないんです。めろんの肩を借りて、私たちもめろんを支えられるようにしっかりとステージに立ちたいと思います。
ぱら:Zepp DiverCity(TOKYO)でデビューなんて普通はありえないことじゃないですか。冷静に考えたらダメなんですよ。でも、立たせていただくことは決まっているので、そこはもう立っていいことにするしかないんです。Zeppに立っていいと思わせるくらいのパフォーマンスをやらなくてはいけないと思うので、頑張るのみですね。
-めんまさんと、ころみさんはいかがですか?
めんま:エゴサしていたら、"めろん畑a go goの妹分として立つから、モガーズは様子見かな"みたいなコメントも見ました。でもそれは正しいとも思っています。ただ、せっかくデカい舞台に上がるので、ラッキーパンチだとは思われたくないなと。私たちは私たちで、モガーズより前の歴史があるので、全部出して骨まで埋める気持ちですね。
ころみ:大舞台なので、今はそこをゴールとしてやっている感じなんですけど、あくまでもその日がスタートだし、そこから下がっていったら最悪です。めろんが積み重ねてやっと立てるZeppを借りるわけだから、受け入れてもらえるように頑張ります。
-最後に、めろん畑a go goのみなさんには単独インタビュー(※Skream!10月号掲載)でもZeppの意気込みをうかがいましたが、改めて想いを聞かせてください。
ルカタマ:ただアイドルがZeppでライヴをした、みたいにはしたくないです。いつもの勢いのまま、規模を大きくしてみんなに楽しんでもらいたいなと思います。めろん畑a go goは、ダンスがバラバラで好きなときに前に出ていくから、そこをなんとか揃えようって思ったこともあったんです。だけど練習をしていてもう無理だと思いました(笑)。だからZeppでは、4人の個々の力をデカいところでも出せたらなと。
ルン:めろんは、他のアイドルさんとは違う環境でやってきたというか、教えてくれる人たちが本物の人なんです。サイコビリーとかロカビリー、ガレージの最前線でやっている人たちに教えていただいているので、他のアイドルとは背負っているものが違うぞと。こういうアイドルは見たことがないっていうのは自分でもわかるから、誰もやっていない道を歩いているなって本当に思います。ライヴに来れなかった人に自慢できるようなライヴにしたいですね。
ゆふぃ:狭いところとか、小さい会場でやっているときが楽しいってお客さんには言われるんですけど、それがすごく悔しくて。大きいところでやっていても楽しさが変わらないようなライヴをしたいです。
ソゼ:今まで関わってくれたいろんなアイドルさんとか関係者さんたちと、ここまで一緒に走ってきたからこそZeppに立てるんだなと思っています。私はアイドルが好きでアイドルになったんですけど、めろんがZeppに立ったという事実が、アイドルという存在自体を盛り上げることになればと思っています。今後もZeppに立てるという確証もないし、ここで大爆死する可能性すらあるので、本当にここに賭けているんですよ。だから、今のめろんにできることはすべてやりたいと思っています。
LIVE INFORMATION
"めろん畑a go goワンマン SICKxIDOLSxSICK-FinalGame-
~終わりと始まりの物語~"
10月17日(木)Zepp DiverCity(TOKYO)
OPEN 18:00 / START 19:00
O.A.:The Grateful a MogAAAz
前売 ¥3,500 / 当日 ¥4,000(D代別)
チケット一般発売中
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