Japanese
2023年03月号掲載
-
クールな新メンバー 玖月琴美が参加したもうひとつの新体制"めろん畑a go go BLACK"としてリリースされるのが、こちらの『BLACK MELON』だ。『WHITE MELON』と比べて、"THEめろん畑a go go"と言える、ロカビリー、サイコビリー楽曲が中心となって本作には収録された。中でも、怪し気でアダルトな雰囲気を身に纏う「ゾンビーブルース」は、この曲を歌いこなせるアイドルは広いシーンの中でも彼女たちくらいしかいないだろうと思わせるほどのフィットぶりだ。上質なメロディを乗せたミドル・ナンバー「シルバージェットと僕たちの物語」は、2作品の中で唯一の完全オリジナル曲。聴いているだけで自然とギュッと拳を握り締め、目頭が熱くなってしまう名曲だ。(宮﨑 大樹)
MUSIC VIDEO
Related DISC REVIEW
-
めろん畑a go go
WHITE MELON
既存メンバー4人に新メンバーの皆野うさこを加え、新体制"めろん畑a go go WHITE"としてリリースするミニ・アルバム『WHITE MELON』。同時リリースのミニ・アルバムに共通して収録される「めろん畑a go goの「嗚呼!IDOL真っ最中!」」に加えて、皆野うさこの明るさを反映したかのようにアッパーでロックンロールな楽曲が本作には揃った印象だ。「ダンスホール」、「MANIAC」といった、すでにライヴでは披露されてきたもののCDとして流通されていなかった曲たちも収められており、メンバーいわく"音源に入るということは、「みなさん盛り上げてください」ってことです!"とのこと。本作をじっくり聴き込んで、ライヴで元気に安全に(※ここ重要)暴れてほしい。
-
めろん畑a go go
BLACK MELON
クールな新メンバー 玖月琴美が参加したもうひとつの新体制"めろん畑a go go BLACK"としてリリースされるのが、こちらの『BLACK MELON』だ。『WHITE MELON』と比べて、"THEめろん畑a go go"と言える、ロカビリー、サイコビリー楽曲が中心となって本作には収録された。中でも、怪し気でアダルトな雰囲気を身に纏う「ゾンビーブルース」は、この曲を歌いこなせるアイドルは広いシーンの中でも彼女たちくらいしかいないだろうと思わせるほどのフィットぶりだ。上質なメロディを乗せたミドル・ナンバー「シルバージェットと僕たちの物語」は、2作品の中で唯一の完全オリジナル曲。聴いているだけで自然とギュッと拳を握り締め、目頭が熱くなってしまう名曲だ。
-
めろん畑a go go
めろん畑a go go
めろん畑a go goのセルフ・タイトル作品が完成。本作は、戦隊ヒーローものの主題歌風で、謎の人物"レザードッグ"と掛け合いながら展開していく「GO GO MELON THE VICTORY」で幕を開ける。コロナ禍も影響してか、近作ではチームの葛藤が滲み出た曲が多い印象だったが、この楽曲ではそういった迷いは吹っ切れ、めろん畑a go go節全開に仕上がっているあたりが喜ばしい。注目すべきは、代表曲の「めろん畑a go go」が"2022ver."として再録されたこと。この曲に限らず、これまで再録をしてこなかったという彼女たちが、それぞれに成長を果たし満を持してレコーディングに臨んだ。5人の個性と、原曲よりもスラップ・ベースが際立ち、より強靭に生まれ変わったところに注目。
-
めろん畑a go go
哀$戦士
ひとりの少女が、別れの哀しみを背負いながら走りだす「哀しきIDOL」で始まり、その人は、2曲目の「RUN IDOLS RUN」で自らのアイドル道を爆走していく。彼女の孤独で過酷な旅路は続くが、時には休息も必要だ。エンジン音とカントリー調のサウンドに乗せたスペイン語の歌唱で幕を開ける「哀$戦士」では、ロード・ムービーのワンシーンのように、焚火を囲んで、傷つき疲れた身体を癒す情景が浮かぶ。そして、この長い旅路は、人生のトンネルを抜けるように、最後は明るく「ROCKIN' IDOL STOMP」で締めくくられる。そんな一連のストーリーが聴き手の心で展開される、映画のような作品に仕上がった。本作には"哀しみ"と"アイドル"が凝縮されている。
-
めろん畑a go go
to IDOLS to US to YOU
大胆にも歌わない1曲として仕上げた表題曲は、メンバーが"私たちめろん畑a go goはいつでもここにいるよ!"と想いをぶつければ、レコーディングに参加したゴーゴーズ(※ファン)が"俺たちもめろん畑a go goといつまでもここにいる!"と返す、熱すぎるナンバー。半分以上が寸劇で構成(!?)された、昭和の特撮ヒーローもの風の「撃つな琉陀瓶!」は、馬鹿馬鹿しいことを真面目にやる彼女たちの姿がカッコいい。さらにピアノのバラード「いつかの狼」や、彼女たちの新たなテーマ曲とも言える「無敵のIDOL」、新体制ならではの明るさを見せた「海賊QUEEN AMAZONES」も収録。最後は彼女たちらしいロカビリー調の「STILL DEAD OR ALIVE」で締めくくるのもまた良し。