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INTERVIEW

Japanese

ROOKiEZ is PUNK'D

2018年09月号掲載

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Member:SHiNNOSUKE(Vo/Gt) U(Dr/Cho) RYOTA(Ba/Cho)

Interviewer:秦 理絵

-そのあたりの話を軸に、収録曲について訊ければと思います。Macaroni&Cheeseと作ったのが、パーティー・ソング「party up!!」と、ミクスチャー曲「Light a Fire」。

SHiNNOSUKE:もともとBACK-ONのメンバーだったGORIとSHUがやってる音楽制作ユニットがMacaroni&Cheeseなんですけど、この2曲でアレンジを手伝ってくれたんです。「Light a Fire」はBACK-ONっぽいですよね。完全に任せるというより、自分らも一緒にいるし、"ここはこうしたらいいんじゃない?"って、めちゃくちゃ言い合うんですよ。そういうことができる関係だからこそできた曲だと思いますね。

RYOTA:僕、この2曲はアルバムの中でも特に好きなんですよ。「party up!!」のパーティーな明るい感じも大好きなので。

-「party up!!」を聞いたときに、2010年にメジャーで出した「eggmate of the year」(2ndシングル表題曲)を思い出しました。ルーキースって、ストイックなだけじゃなくて、アゲアゲのパーティー・ソングで遊ぶことも大切にしてますよね。

SHiNNOSUKE:「eggmate of the year」みたいな曲ができたのって、当時、UZUMAKI(現UZMK)が主催してた"ガンギマナイト"っていう、RIZEとか山嵐みたいなミクスチャーの先輩たちが出てるイベントがあって、そこにずっと俺たちも出させてもらってたことがあったからなんですよ。どっちかというと、ストイックにやってるストリートのシーンなのに、スカしたことをやってるのが面白くないか? っていうところから始まったので。

U:当時のルーキースが「eggmate of the year」をやってたことに俺は惚れてましたからね。チャラくて、かっこいいなって。

SHiNNOSUKE:「eggmate of the year」は西海岸のポップ・パンクを意識しつつ、自分たちが好きなトランスも混ぜてみたら面白くない? っていう感じだったんですけど。でも、これだけチャラい曲でもZEBRAHEADがコメントをくれてたし、"GAL大スキ"とか言ってるけど、横浜、大宮、町田、柏とか、渋谷っていう地名が出てくるのは、それをひとつのカルチャーとして捉えてたからだし。チャラくないんですよ、俺の中では。

RYOTA:あ、チャラくないんだ(笑)。

SHiNNOSUKE:なんでアルバムのインタビューで「eggmate of the year」のことをこんなに熱く話してるんだって感じですけど(笑)。

-いや、そこと地続きじゃないですか。当時の「eggmate of the year」の意志を継いでるのが「party up!!」だと思うし。それが、6年間インディーズでもがき続けたルーキースの新しいアルバムにも入ってることは、とても大きな意味があると思います。

SHiNNOSUKE:もがいてる奴じゃないと、パーティーで弾けられないんですよ。そういう部分も俺らはやっていかなきゃいけない。お客さんもそういうのが好きだったりするので、その望みを満たせるものを出したいと思うぐらいには、大人になったかな(笑)。

-(笑)あとは、Rockwellがアレンジを手掛けた曲はエモーショナルですね。「リバイバル」と「モラトリアム」の2曲ですけども。

SHiNNOSUKE:Rockwellも一時期サポートでギターを弾いてくれたことがあるんですけど。もともとSILHOUETTE FROM THE SKYLITでやってたけど、今じゃいろいろなところに楽曲提供をして忙しくやってる。やっぱり才能がすごいですよね。

RYOTA:天才だなぁと思うよね。

SHiNNOSUKE:自分たちの曲のレベルを押し上げてくれたような感じがしました。

RYOTA:Rockwellにはわりと定まってる曲をお願いしたんだよね。

SHiNNOSUKE:そう、自分たちで詰めたものに対して、"これ以上(どういじっていくか)俺らはわからない"っていうものを、Rockwellに投げたらどうなるんだろう? っていうのはあって。ベース、ドラム、ギターに関しては自分たちでも新しいものを探していけるんですけど、それ以外の楽器の部分ところで、特にブラッシュアップしてもらえた曲ですね。