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INTERVIEW

Japanese

QoN

2017年04月号掲載

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Member:犬童 一憲(Vo) 山口 嵐(Gt) 上林 研太(Gt) 辰已 優作(Ba) 渡邊 洋平(Dr)

Interviewer:荒金 良介

横浜発、メンバー全員20歳というQoN(読み:クオン)の初の全国流通盤となる2ndミニ・アルバム『MOMENT』が完成! 魅惑のハイトーン・ヴォイスを武器に、パンク、ギター・ロック、ポップスなど、ひとつの枠組みにとらわれないエネルギッシュ且つキラキラしたロック・サウンドを叩きつける彼ら。未知の可能性を秘めた期待のニューフェイスの登場だ。今作は全5曲入りだが、揺るぎないバンドの芯を持ちながら、聴く者を熱く鼓舞するような楽曲が詰まっている。メンバー5人にじっくり話を訊いた。

-今作が初の全国流通盤になりますね。まずはバンドの始まりから教えてもらえますか?

渡邊:横浜にある瀬谷高校の同級生で組んだバンドなんですよ。

-メンバーみなさん、横浜出身ですか?

犬童:僕だけ中学まで愛知に住んでて、高校で神奈川に引っ越しました。

渡邊:もとは僕を含む3人(山口、辰已)でバンドを組んだんですよ。それが高校1年のときですね。その冬に当時サッカー部の犬童、体操部の上林を入れて、軽音部でコピーから始めました。で、高校2年ぐらいからオリジナルを作りました。

-コピーはどんなものを?

渡邊:9mm(9mm Parabellum Bullet)を3人でやってました(笑)。

辰已:ギターはリードを弾きながら、歌ってましたからね。

山口:かなり難しかったです(笑)。

-ほかにはどんなバンドのコピーを?

渡邊:ONE OK ROCK、RADWIMPS、アジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)ですね。で、5人になってから、ライヴハウスでやるようになりました。それが16歳ですね。

-16歳でライヴハウス・デビューですか?

犬童:ウチの学校でライヴハウスでやっていたのは僕らだけですね。

山口:部活をやるなかで、どんどん外に出て行きたい気持ちが強くなって。

渡邊:横浜F.A.Dでダンス・イベントがあって、そこにバンド枠があったんですよ。それに誘ってもらって、やってみようかなと。で、やってみたら楽しくて。

犬童:初めてのライヴで、お客さんが100人を越えてましたからね。

渡邊:二度目のライヴも横浜F.A.Dでやって、そこで対バンの人から、"オリジナルをやってみたら?"と言われて、作ってみようと。

-オリジナル曲は今の音楽性に通じるところも?

犬童:ちょっと離れてますね(笑)。とにかく、曲になればいいという意識しかなくて。ベースはスラップを入れたり、ギターはソロがあったらいいんじゃないって。

辰已:最初のオリジナル曲はコンセプトも固まってないし、ちゃんとしたメッセージもなくて。

上林:ミクスチャーっぽかったよね?

山口:なかなか高校生では作らないような曲でした。ポップで、オシャレな感じもあって。

渡邊:今のQoNは完全に熱くて明るくて、一直線って感じの音楽だけど。当時はクールな雰囲気もありましたね。

犬童:昔も今も歌詞とメロディは僕が書いているんですけど、何も変わらなくて。当時はそういうものが降りてきたんですよ(笑)。

-当時は背伸びした、大人っぽさも欲しかったとか?

犬童:あぁ、それはあるかもしれないですね。20歳になって、身の丈に合ったというか。こういう曲をやった方が響くんじゃないかと。

-というのは?

犬童:QoNは見た目も子供っぽいし、まだ高校生気分も抜けてなくて。ライヴでは僕も熱いMCをするので、大人びた音楽は少し違うかなと。音楽のジャンルは問わないですけどね。

山口:ひとつ芯がありつつ、いろんな音楽をやりたくて。

渡邊:やりたいことをやって、楽しいのが一番だから。