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INTERVIEW

Japanese

SHERBETS

2016年01月号掲載

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Member:浅井 健一(Vo/Gt) 福士 久美子(Key/Cho)

Interviewer:山口 智男

-他にこれは来るって曲はありますか?

福士:Track.9「Canberra Zombies Food Court」はやってて楽しいし、Track.4「A BABY」もぐっと来るし。

浅井:「A BABY」は名曲感があるな。福士さんのコーラスでめちゃんこグレードアップした。

福士:それぞれにタイプが違うし、最初作ってたときよりも完成してからまた好きになった曲もあるし。Track.11「JAKE」もかっこいいし、Track.1「JOLENE」もいいし。

浅井:Track.10「Practice Hand」もTrack.8「Kinshasa」も好きだけどね。だから、ライヴが楽しみなんだわ。こういうアルバムが売れて欲しいね。

-福士さんが持ってきたTrack.6「September」は福士さんの個人的な思い出なんですか?

福士:思い出と言うよりは今の自分の思いかな。あとからテンポがゆっくりすぎたかなって思ったんですけど、とりあえず自分の思いは全部、そこに込めて。それをSHERBETSでやれてよかったです。

浅井:「September」いいと思うよ。初めの"夏 夏が終わるよ/風 風がつれてく"って歌詞が好きだな。

福士:そのころ作ったんですよ。そのときの思いをそのまま書いたんです。"September"だと、1月にアルバムが出るのにどうなのかなって思ったんですけど。

浅井:そんなの関係ないよ。

福士:ベンジーがそう言ってくれたんで、じゃあ、まあいいかって。この曲にはこの曲名しかないかなって思ってたんですけど、やっぱり。自分が好きで選んだ曲だし、もちろんすごく好きですよ。

-福士さんがSHERBETSに曲を持ってくるときは、SHERBETSに合う曲を選ぶんですか?

福士:こんなのがあったらいいかなって選び方ですよね。ベンジーもいろいろな曲を作るし、そこに違う声がひとつ入るとき、どういうのがあったらいいかなって思ったり、どんなメッセージがあったらいいかなって思ったりしながら選びます。前作の『きれいな血』収録の「She」って曲ではテロや戦争に異議を唱えることを歌ったんですけど、今回はそういうところはベンジーが歌っているんで、前回とはちょっと違った意味で、素直な自分を出していった方がいいと思いました。前回も自分の素直な気持ちを書いたんですけど、素直な気持ちを歌った方が伝わるのかなって。ベンジーのかっこいい曲とか壮大な曲とかにうまく混じるといいですね。

-ライヴDVD付きの初回限定盤には、浅井さんが描いたJake、Jolene、Jackleen、Christineという曲の登場人物のステッカーがどれか1枚入っているんですよね?

浅井:今、みんなダウンロードしちゃうから。もしくは友人からデータでもらうとかさ。それをされるとミュージシャンはもう活動できなくなるでしょ。CDそのものの存在価値を高めるというか、手にしたくなるようにするには、キャワイイステッカーをおまけにしたらいいかなと思って。

-僕はJackleenが欲しいです。Jackleenが当たるといいな。

浅井:Jackleenいいね。Jackleenおっぱい出とるもんね(笑)。大人向けステッカーなんでよろしく。

-それはさておき、今回は前作よりもハードな感じが戻ってきましたね?

浅井:前作はちょっと冷たい感じだったでしょ。醒めた感じって言うのかな。曲によるんだけど。今回は燃えてると思う。なんでか知らんけど、みんなでもう1枚やろうかって話になって、それから俺も一気に集中し始めた。『きれいな血』も集中してたけど、そんときよりも一発すげえアルバム作ったろっていう集中力が上がったかな。上がった最中に指を折っちゃって(笑)。でも、何とか乗り切ってやっとるわ。

福士:よく治ったよね。

-来年2月からのツアーも楽しみですね。

浅井:俺たちはばっちりなんで、お客さんたくさん来てもらわなきゃ。