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INTERVIEW

Japanese

ホロ

2014年11月号掲載

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Member:石木 政臣(Vo/Gt) 岩石 洋太郎(Gt) 赤毛(Ba) 熊谷 亮也(Dr)

Interviewer:齋藤 日穂

-今作の制作はいつごろから行われましたか?

石木:リード曲「鐘声」は4月にはレコーディングが終わってました。他は6月頃から1ヶ月に2曲ずつレコーディングしていって、計7曲になりました。

赤毛:全員が典型的な期限際人間なので、毎回焦りと忙しさに苛まれています。

-今作を聴き、ギター・ロックを基盤にしながらオリエンタルな雰囲気を纏っていて、ホロの魅力が詰まった作品だと思いました。あなたがた自身としては今作の音楽性に関してコンセプトやテーマはありましたか?

石木:ありがとうございます。前作の1stミニ・アルバム『ホログラム』の作品から想像するであろう次の作品の音を裏切る様な曲を入れつつ、"和"の要素であったり、そういうホロっぽさは残して、ひたすら自分が自信を持って世に出せるかっこいい作品作りを心がけていました。

赤毛:音楽性に関してはやはり石木に一任してますので、僕は特に掲げてませんでした。石木の作る曲が好きなので、それを最大限にかっこよく仕上げるベースを弾くことが自分の課題でした。

岩石:石木から新曲を受けとって何度も聴くんですが、曲ごとのテーマはいつも自分のイメージを持つようにしてます。一貫して言えることは、自分の納得できるギターを弾くことです。

-今作は2作目となるミニ・アルバムですが、前作『ホログラム』と比べてレコーディングで大変だった部分や逆にスムーズに作業が進んだ部分はありましたか?

熊谷:僕自身あまりレコーディングという作業に慣れていないのもあって、時間がかかってしまうことが多々あったのですが、メンバーが檄を飛ばしてくれたおかげでなんとかやり切れました。

赤毛:とにかく期日ギリギリの日々だったので大変でした。当日まで悩んでいた気がします。『ホログラム』のときとまったく同じでデジャヴを見たような気がしました......。

岩石:これは僕の場合毎レコーディングのことなのですが、アレンジの段階でフレーズがなかなか出てこない部分があるんです。そこが、大変です。なんとか絞り出そうとするのですが、1度自分を疑い始めたら泥沼ですね。

石木:僕はレコーディングが大好きなので楽しかった記憶しかないです。

-先日公開されたリード曲「鐘声」のミュージック・ビデオを拝見しましたがホロの強みでもある"和"の雰囲気とぴったり合っていて、リード曲に相応しいビデオだと思いました。京都の太秦映画村で撮影されていることにビックリしました。撮影時のエピソードがあれば教えてください。

岩石:現地のスタッフの方々や撮影スタッフの方々、いろんな方の協力があって無事撮影できました。石木が達筆でした。

石木:和服を着て刀を振って、楽しく撮影できました!

赤毛:何を思ったのか撮影数日前に急に開けたくなって開けた舌のピアスがとにかく痛くてずっと気になって仕方がなかった1日でした。

-全収録曲、日本語詞で歌っていますが、日本語で伝えることにこだわりを持っているのでしょうか?

赤毛:もちろんかなりの強いこだわりがあります。ここだけは絶対に譲れませんね。僕はたくさんの音楽の言葉に助けられて今まで支えられて生きてこれたので、みなさんに日本語で何か提示したくて。それにこんなに秀逸で奥深くて含みや繊細さ過激さ視覚効果や表現数に富んだ言語、世界中になかなかないですよ。日本語が楽しくて好きなんです。

石木:僕は日本人だからか、今は気付いたら日本語で書いてました。ただタイトルには、漢字みたいに意味合いを持たせて英語を使ったりはします。将来的に英語の方が良いな、って思ったらいつか英語の詞も書くかもしれません。