Japanese
Muddy Apes
2013年07月号掲載
Member:TAKA HIROSE (Ba) INORAN (Gt)
Interviewer:沖 さやこ
-楽しくないとここまで大掛かりなこと出来ませんよね。
INORAN:そうですね。確かに(笑)。
-音からもそれを感じます。皆さんいろんなバンドや活動をやってらっしゃるけれど、どのバンドの音でもなく、ちゃんとMuddy Apesの音になっていますから。
TAKA:“洋楽でも邦楽でもないことをやろう!”というのが始めた理由のひとつで、それが実行出来ているのでとても嬉しいですね。FUJI ROCKに来る人は洋楽も邦楽も関係なく受け入れる人が多いから、Muddy Apesをお披露目出来る最高の場所だと思いますね。だから決まって嬉しいです。一緒に活動する期間が限られているから、ライヴ出来ることが本当に嬉しいですね。去年の12月(28日のShibuya O-East公演)では「Tequila No.5」はやったけど、それ以外(の『Fairy Dirt No.5』の楽曲)は全員で音合わせをしていないので、楽しみです。
-実際会って音を作っていくのも感慨深いですね。
TAKA:データのやり取りと実際会うのは全然違いますからね。味付けすると曲が一層際立ったりするじゃないですか。ギター・ラインを少し変えるだけでも印象が変わったりするから。そのためにレコーディングをするので。
INORAN:作り込むほどの時間がないから、ひらめきに対していいか悪いかで判断するしかなくて。大体いいんですけど。
TAKA:みんな経験があるからね、意見聞き合ったりして。INORANとDEANがギター弾いてるときに俺も注文するし。俺がベースを弾いてるときに“どんなフレーズが合うかな?”と訊いたりもするしね。活動出来る期間が限られているから、とにかく楽しみたいよね。そういうタイトなスケジュールの中でもみんなが楽しめる余裕を持っているし、いい環境ですね。
-Muddy Apesにとってエンジニアさんはどんな存在ですか?
TAKA:(ミックス・エンジニアの)Steveは前回のアルバムで全曲ミックスしてくれたんですけど、Chris SheldonはFEEDERのミックスもしてくれたりしてて、DEANも親友なんですよね。今回やった中では“絶対Chrisに合ってる曲がある”と説明して、やれるだけやってもらおうと。結局Chrisが忙しくて2曲しか出来なかったですけど。Steveはメロウな空間を作る音作りが凄いんですよね。関わってくれている人はみんな友達関係ですからね、前作も今作も自主制作に近いんです。これ(今回のアーティスト写真)もスタジオの階段で撮っただけだし(笑)。
INORAN:これ、TAKAの写真以外は全部TAKAが撮ってるから。
TAKA:中に入ってる写真も、上に空いているオフィスでフラッシュもなしで撮って(笑)。
-本当に全て手作りなんですね。
TAKA:そうですね。もう少しレーベルやってくれんのかな?って思ったんだけどやってくれなくて(笑)。
INORAN:ははは(笑)。
-(笑)。皆さんにお任せしたほうがサクサク進むし、個性が出ていいと思われたんですよ、きっと。こうやってお忙しい皆さんがこういうプロジェクトを行うことは、いろんなミュージシャンに希望を与えているんじゃないかと思います。“国を飛び越えてこんなことが出来るんだ、やってみよう”と思う人もいるかもしれないです。
TAKA:自分にしてみれば、日本はそういうものが多いと思うんです。他のバンドのメンバーと一緒にサイド・プロジェクトなんて、イギリスだとまずやらないですね。交流があったとしてもまずやらない。そんな余裕がないのか、やる気がないのかは分からないですけど……だから日本のほうがやり易いのかなと思って、こっちでやることを決めたんですけどね。バラバラな奴らがこうやってひとつの作品を作れるっていうのは、いいんじゃないんですかね。
LIVE INFO
- 2024.11.28
- 2024.11.29
- 2024.11.30
- 2024.12.01
- 2024.12.02
- 2024.12.03
- 2024.12.04
- 2024.12.05
- 2024.12.06
RELEASE INFO
- 2024.12.04
- 2024.12.25
- 2025.01.08
- 2025.01.22
- 2025.03.28
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号