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INTERVIEW

Overseas

PALMA VIOLETS

2013年03月号掲載

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Member:Sam Fryer (Vo/Gt) Pete Mayhew (Key)

Interviewer:伊藤 啓太


-Rough Tradeからリリースしているバンドには以前からシンパシーを感じていましたか?

P:そうだね、好きなバンドがたくさんいるよ。

-あなたたちは同じレーベルのTHE LIBERTINESを引き合いに出して語られることが多いですが、彼らはあなたたちにとってどんなバンドでしょうか。

S:そうだね、比較されたりするのは全然気にしないよ、THE LIBERTINESは僕らにとっても重要なバンドだしね。

P:サウンドが似ているとは思わないけど、ツイン・ヴォーカルとか4人組だっていう点は一緒だから似ていると言われるのかな。

-今は世界中でギター・バンド不遇の時代だと言われています。決してバンドのクオリティが下がっているっていうことではないと思いますが、スポットライトが当たらなくなってきている中、あなたたちは新たなヒーローとして迎え入れられていますが、そんな状況を肌でどう感じていますか?

S:いいバンドっていうのはたくさんいるんだろうけど、あまり目にする機会がないんだろうね。そんな中で自分たちが評価されているっていうのは悪い気はしないよ。でも昔もそうだったと思うんだ、LINKIN PARKとか聴いてた人がTHE STROKESやARCTIC MONKEYSとかTHE LIBERTINESを聴くようになってさ。

P:そういうサイクルっていうのは必ずあって、そういう時期に自分たちがいるってだけで、またギター・バンドがたくさん出てくるよ。

S:ロックンロールはずっと死んではいないんだよ。

-PALMA VIOLETSのサウンドは凄くエネルギッシュさ、ダイナミックさとそれとおなじくらい繊細さが同居したサウンドだと感じています。自分たちが思うPALMA VIOLETSらしさってどういったところでしょうか?

S:僕はChilliが出会った頃は凄くTHE CLASHが好きで、それでChilliは凄くNick Caveが好きだったんだ。それで交換とかして僕はNick Caveにはまって、逆にChilliはTHE CLASHにはまったんだよね。それから曲作りをしようというときに僕は感情的で激しい曲を書きたかったんだけどChilliは生っぽくてストレートなスリー・コードみたいなサウンドを求めてて、そういったサウンドが合わさって今の音になっている思うんだよね。

P: でも基本的にアイデアはこうでなければいけないっていうものはなくて、色んなアイデアを自分たちで自由に発展させているよ。まず僕たちは友達に踊って欲しいと思ってこういう音楽になっていったし、ダンス・ミュージックを60年代みたいなシンプル・なセット・アップで演奏していったら僕らのスタイルが出来ていったんだ。