Overseas
THE VINES
2011年09月号掲載
Member:Craig Nicholls(Vo&Gt)
Interviewer:沖 さやこ
-Craigさんのお作りになる楽曲はとても素直で、嘘や偽りを感じない純粋さに溢れていると思います。
新しく曲を作るときは、今まで作ったことがないような曲を作るってことが大きなひとつのテーマだよ。だけど何よりも"自分が書きたいものを、書きたいことに忠実でいること"、それから"その曲を自分自身が気に入ることが出来るか"っていうのが大事なポイントだと思う。
-その信念に基づいて作られた楽曲たちだというのがよく分かります。曲作りのスピードはどれくらいなのでしょうか?
曲によって全然違うよ。短い時間で出来上がった曲もあるしね。でも一部が出来ていて、他の曲を完成させた後でまた続きに取り掛かったような曲もあるんだ。曲は去年の内に出来上がってたよ。
-前作も1曲1曲が短めでですが、今作もですね。個人的にはテンションと緊張感をキープしたまま駆け抜ける感じがして気持ち良いのですが、これは何か思惑があってですか?
特に短く作ろうっていう考えはないんだけど、大体の曲は2分くらいに仕上がるよね。アレンジとか構成とか考えて結果的にそうなってるってだけなんだけど。
-なるほど。今回プロデューサーに同郷バンドTHE BUMBLEBEEZのChris Colonna氏を起用なさっていますね。
ウチのマネージャーが彼を知っていて、5曲入りのデモを作る際に"Chrisにお願いしたらどうだ?"って提案をしてくれたんだ。それで一緒にやってみたら関係も良かったし、音の仕上がりも凄く上手く行ったから、アルバムのプロデュースもお願いすることになったんだよ。
-曲をお作りになったのは去年とのことですが、レコーディングも同時期ですか?
そうだよ。デモはChrisの家にあるスタジオで録って、アルバムはシドニーにある大きいスタジオで録ったんだ。自分たちが馴染みある場所でのレコーディングだったから、リラックスしてスムーズに進んだよ。
-今作まで5作、必ずプロデューサーを起用なさっていますが、セルフ・プロデュースはお考えになったことはありますか?
実は次のアルバムの制作に既に取り掛かってるんだけど、それは俺が自分でプロデュースする方向で進んでるよ。
-そうなんですね!それは凄く楽しみです。
うん。今まではプロデューサーが居て、自分たちは共同プロデュースって感じだったけどね。
-じゃあこのアルバムをリリースしてからは色々と精力的になりそうですね。
アルバムが出たから、ショウをどんどんやっていくよ。いろんな国に行くしね。アジア方面にも今年の後半には行けると思う。もちろん日本にもね。それからまた直ぐスタジオに戻って、次のアルバムのレコーディングに入るから......大忙しになりそうだよ!
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